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書籍レビュー

【貧困女子のリアルな闇】『神さまを待っている』のあらすじと感想

先日、「神さまを待っている」を読みました。

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では、著者の説明から述べていきますね。

著者の説明

著者は、畑野智美さん。

『国道沿いのファミレス』でデビューを果たした作家ですね。

僕自身、この『国道沿いのファミレス』を読んでいまして、他には『大人になったら、』も読んでいます。

【穏やかな心になりました】「大人になったら、」を読んだ感想今回は、畑野智美さんが書いた「大人になったら、」の感想をご紹介します。 結論から言うと、僕はこの本めっちゃ好きです。登場人...

いずれの作品も、登場人物の抱える悩みというかモヤモヤした感情を、共感できる形で描写されていました。

僕自身、畑野智美さんの作品は好きですね。

これからも、他の作品を読んでいくと思います。

あらすじ

派遣切りにあった女の子が、転落していく様を描いた小説ですね。

最初は派遣社員としてなんとか生活しているんですけど、派遣切りにあってしまい、そこから一気に底辺生活へと堕ちていきます。

満喫で寝泊まりしたり、出会い喫茶で金を稼いだりと、なかなかリアルな描写も多かったです。

感想

主人公以外の登場人物に、強いキャラクター性があったのが良かったですね。

実は主人公は、わりと平凡な人間なんですよ。周りを取り囲む人間の方がキャラが強くて、そこに僕は惹かれましたかね。

特に印象に残ったのが、サチさん。

この方、端的に言うと頭が悪いんです。

生活保護を申請できるレベルの生活をしているのに、申請しないんですよ。

なぜなら、手順が理解できないから。

これ、かなりリアルな話だと思いますね。

裏を返せば、自分で生活保護を申請できるレベルの人って、そもそも生活保護を必要とする状況に陥らないのかもしれませんね。

なかなか読み応えありました。オススメです。

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