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書籍レビュー

【好きな締め方】『アイネクライネナハトムジーク』を読んだ感想

先日、「アイネクライネナハトムジーク」を読みました。

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では、本書の感想を淡々と述べていきます。

著者の説明

著者は伊坂幸太郎。

僕が読んだことある他作は、現状『ラッシュライフ』のみです。

【伏線回収系で面白い】「ラッシュライフ」を読んだ感想先日、「ラッシュライフ」を読みました。 では、本書の感想を淡々と述べていきます。 著者の説明 著者は、伊坂幸太郎。 ...

たった2作しか読んでいないんですけど、なんとなく世界観はつかめました。

多様な登場人物を主人公として、1つの世界を語る。というのが、2作に共通していました。

異なる視点から同じ世界が描かれることで、どんな現象も捉え方によって多様な見方ができることを、再認識させてくれます。

あらすじ

佐藤という青年が、必死に街頭アンケートを取っているシーンから物語が始まります。

まあ当然ですが、ほとんどの人は協力してくれないわけです。

それでも必死に続けていると、ある女性がアンケートに協力してくれます。

その女性との出会いが、佐藤の心境に些細な変化を及ぼす。そんな始まりです。

感想

物語の締め方が、めっちゃ好きですね。

本書は6つの短編集から構成されているんですけど、いずれも1つの世界の話を語っているので、読み進めるうちにいろんな繋がりが見えてくる作りになっています。

短編集の1つ目のタイトルが「アイネクライネ」なんですけど、これの締め方が素敵です。

心がほんのり暖かくなる描写で、物語は締められます。明確に何かが起こるわけでもないですし、明確なハッピーエンドが描かれるわけでもありません。

でも、こういう含みを持たせた終わり方って、なんだか美しいですよね。

まさに僕が求めているような締め方であり、本書に出会えて良かったなと思います。

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