先日、「ラッシュライフ」を読みました。
では、本書の感想を淡々と述べていきます。
著者の説明
著者は、伊坂幸太郎。
有名な作品は「重力ピエロ」かなと思います。
まあ読んだことありませんが。
というか、このラッシュライフが初めて読んだ伊坂幸太郎の作品です。
あらすじ
冒頭は、めちゃくちゃ傲慢な画商と、その画商に見出された画家の2人が旅をしているシーンから始まります。
画商は金や権力で、世の中の大半はなんとかなると考えている、典型的な嫌な奴です。
まあただ、この画商らはそこまで頻繁に物語には出て来ないです。
実はこの作品、明確な主人公がいません。
複数人の主要人物がいて、それぞれが突拍子もなく急に出会うといったように、入り組んでいく物語です。
感想
伏線回収系って感じで、面白かったですね。
序盤は所々に、意図がよくわからない描写が散りばめられているんですよ。
で、後半にその描写の意図が明らかになって「お!ここで繋がってくるか!」という感じに楽しめます。
あと、世界観も好きです。
陰鬱とした人物が多いんですけど、それぞれ信念はあって、なんか愛着わく人ばっかりでした。