「諦める力」ってどんな本なんだろう?読んだ人のや感想をしりたいなぁ…。
こんな要望に答えます。
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諦める力は、諦めることの大切さを実体験ベースで解説してくれる本です。
日本人って諦めることを悪いことと考えていますよね?
そんな凝り固まった考えを、諦める力は見事にブッ壊してくれました。
「諦め=悪」この思考を持っている人はヤバいです。この考えのヤバさをこの記事で明らかにするので、ぜひ参考にしてください。
3分ほどでササッと解説しますね。
諦める力の著者:為末大さんはどんな人?

著者の為末大さんは、世界陸上で2度も銅メダルを獲得しためちゃくちゃスゴい人。
以下の動画は、2個目の銅メダルを獲得したヘルシンキ世界陸上です。
改めて見たら感動しちゃいましたね…。
種目は400mハードルで、世間的にはちょっとマイナーな種目だと思います。
実は為末さん、学生時代は100mや200mのような王道の種目で大活躍していたんですよ。でもその種目を「諦めて」、400mハードルの選手として世界のトップクラスにまで上り詰めました。
なぜ為末さんは王道の種目を諦め、400mハードルの選手になったのか?
その疑問に対する答えが諦める力の中で納得がいくまで語り尽くされています。
また為末さんは、YouTuberとしても活躍中です。
走りに関する話が多いので、これから陸上競技に取り組む人にピッタリのチャンネルですね。
諦める力を読んで勉強になった3つのこと

諦める力を読んで勉強になったことは以下の3つですね。
- 諦めないといつまでもムダな努力を重ねることになる
- 人は変えられないことのほうが多い
- 場に染まることが成功への近道
それぞれ簡単に解説します。
諦めないといつまでもムダな努力を重ねることになる
諦める力を読んで1番心に残った感情は「諦めが肝心って本当のことだな」というものです。
諦めないで頑張るってカッコいいですけど、それってよく考えたらめちゃ危険じゃないですか?
おそらく為末さんは、短距離種目を諦めなかったら、パッとしない陸上選手として終わっていた可能性が高いんですよ。
- 短距離種目を諦めて400mハードルの選手になる→世界陸上で銅メダルを2個獲得
- 短距離種目を諦めずに頑張っていたら?→そこそこの選手で終わっていた
為末さんの100mの自己ベストは10.49。
とても世界で戦える水準ではありませんので、短距離種目を諦める判断は大正解だったと思います。
この諦める判断が良い結果をもたらすイメージを一般化すると、以下のような感じ。
- ブラックな職場で頑張り続ける→鬱になってしまい退職、次の職場を探す気も起きない
- ブラックな職場だったので即やめる→新しい職場では楽しく働けるように
何でもかんでも諦めればいいと言いたいわけじゃありません。
ですが、少なくとも「諦める=悪」という考えは捨てたほうがいいでしょう。
為末さんは諦める力の中で「目的を諦めなければいい」と語っています。世界陸上でメダルを取るという目的を果たすために、短距離種目という手段を諦めたに過ぎません。僕たちも手段じゃなく目的にフォーカスを当てて行動していきたいですね。
人は変えられないことのほうが多い
為末さんは子どもたちに向かってこう言います。
「スポーツで結果が出せるかどうかは、99%才能で決まる」
いやいや、それ言っちゃおしまいでしょ?
たしかに、それを言ってしまえばおしまいという感覚はありますよね。
「スポーツは才能で決まる」と言うと必ず批判されるそうですが、僕はそれが真実だと思うし、しっかり伝えていくべきだと考えています。
なぜなら、どんなに頑張っても達成できないことのほうが多いからです。
- 100mを9秒台で走る
- ワールドカップで優勝する
- NBAでMVPを取る
以上のことは、死ぬ気で頑張っても達成できるものじゃありません。
生まれ持った才能がかなり影響しています。
なのにそれを夢見て努力することって正しいことなんでしょうか?
為末さんは学生時代に、本気で100mを9秒台で走れると思って努力していたそうです。だがそれは無理だと諦めて、400mハードルの道を選びました。自分の才能と相談して努力する道を選ぶことは、結果を出すために最重要の思考ですね。
場に染まることが成功への近道
大半の人って「努力」することが苦手ですよね?
それってあなたが駄目な人ということじゃありません。
周りに刺激となる人がいないだけなんです。
- 両親が東大→自分も東大を目指すのが当たり前に
- 甲子園常連校に入る→甲子園に出場するのが当たり前に
- 筋トレ動画を毎日見る→筋トレを毎日するのが当たり前に
こんな感じで、努力できる場に身をおけばいいんですよ。
そうすれば努力するのが当たり前になりますよ。
為末さんも自分を追い込むために、そのときの目的に合わせて練習場所を選んできたようです。
僕はブログで結果を出すために、成功しているビジネスYouTuberの動画を見まくっています。すると、毎日ブログにフルコミットするのが当たり前と思えるようになりました。
諦める力に対する世間の声は?

「諦める力」に対する世間の声はどんな感じなのか?
Twitterから感想を3件ピックアップしました。
勝ちやすさを追求するのは戦略
諦める力📕
「勝ちやすさ」を追求するのは正しい戦略の一つ。
それは全然不純な動機じゃない。他人に憧れて真似ばかりしてると、自分の短所を埋めているつもりが、長所ごと削り取ってしまうことになる。
自己分析、大切ですね!
勝ちやすい領域で、生き延びる仕組みを作ろう!🐲#マナブの宿題— りゅうじーん@毎朝5時〜ラジオLIVE配信する薬剤師💊 (@ryugene1108) July 22, 2020
自分の短所を埋めるのではなく、長所に焦点を当てることが重要ということですね。
人は短所を克服しようとしすぎです。
もっと自分が得意なことを軸にして行動したほうがいいと思います。
最高の戦略は努力が娯楽化すること
為末大さん『諦める力』より
戦略についての主な2点
①さしたる努力をせず勝ててしまう有利なフィールドを選ぶ
②最高の戦略は努力が娯楽化すること最高とある通り①<②に思う
①により②も叶いやすい
②の充実で負けようと①がなかろうと人生の味になりそう#マナブの宿題— あやごっこ@防災備蓄しながらすっきり暮らすYouTuber (@ayag0cco) July 22, 2020
「努力が娯楽化する」っていう表現がいいですよね。
努力を努力と思わないとこまで仕組み化・マインドセットできれば、もう無敵です。
染まれ!
#マナブの宿題
「諦める力」続き染まれ!
普通の人がトップレベルにいくにはトップレベルにたくさん触れ、そこの常識に自分が染まることが早い。
twitterにはそういうお手本になる優れた人がゴロゴロいる😌
日々真似て学んで成長する、まずはやってみる精神を大切にします!— ジェイ 米国株ほったらかし投資家 (@Jay_the_b1ogger) July 22, 2020
これは僕も大事だと思ったことですね。
トップレベルの人に触れたいと思ったら、YouTubeで検索するだけでOK。
良き時代になりました。
諦める力を読んだ感想

諦める力は、まさに日本人にピッタリの本だと感じましたね。
「諦めないで頑張る=カッコいい」という考えを持っている人は、自分だけじゃなく他人の人生も間違った方向に導きかねません。
そんな危険な思考を諦める力は取り除いてくれますよ。
やっぱこういう常識にメスを入れる系の本は勉強になりますね。ありきたりなことは書いていないし、実体験がベースになった本なので熱量も高かったです。控えめに言って超良書でした。
諦める力:まとめ
400メートルハードラー為末大さんの著書:諦める力の感想をササッと解説しました。
もしあなたが、「努力が報われない感覚」に苦しんでいるのなら、ぜひ手にとってほしいと思います。
諦める力が救いの書になってくれるはずです。
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以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
