こんにちはTKです。(@lasdream03)
本は最高の自己投資と信じ、年間100冊以上の本を読んでいます。
ユキちゃんのような疑問を持っている人に向けて、この記事は書かれています。
(2024/10/05 05:22:15時点 Amazon調べ-詳細)
「ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け」はアメリカの証券アナリスト:ピーター・リンチによって書かれた本ですね。彼は、日本ではあまり有名ではないですが、世界的に有名な投資家の1人です。
本書の内容をざっくり言うと、「株式投資で勝つためのルールを教えてくれる本」と表現できます。
内容はやや上級者向けで、言葉の言い回しも難しいものが多いので、読んでいると途中で眠くなるかもしれません(笑)。しかし、本書は読むのに苦労する反面、株式投資の本質をとらえた内容になっており、あなたの成績を間違いなく向上させてくれるでしょう!
株式投資の基礎を勉強し終わって、よりレベルの高い投資手法を学びたい人に読んでほしい1冊です。
さて、本記事では「ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け」の要約・感想を、重要な部分に的絞って書き進めていきます。
それでは、ごらんください。
【感想・要約】ピーター・リンチの株で勝つ ~アマの知識でプロを出し抜け~
(2024/10/05 05:22:16時点 Amazon調べ-詳細)
私が「ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け」を読んで、特に参考になった事は以下の3点です。
- どんな馬鹿でも経営できる会社が理想
- 無成長産業から大化け株がでてくる
- 投資家にとって良い会社は、○○な商品を作る会社
どれも確実な利益を受け取るために必要な知識です。
では、それぞれの項目を深堀りしていきましょう。
どんな馬鹿でも経営できる会社が理想
「どのような経営者がトップにいるか?」
この視点を持って株を買う人も大勢いるかと思います。もちろん、この視点を持つことは大事なのですが、経営者はいずれ交代する時がきますよね?もし代わりの経営者が無能だった場合、優れていた会社の業績でも落ちかねません。
そこでピーター・リンチは「どんな馬鹿でも経営できる会社」に投資することを勧めています。
「どんな馬鹿でも経営できる」というのは、私が夢見る完璧な会社を示す特性の一つである。完璧な会社を見つけられないにしても、その特性を想定することはできる。
引用:ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜けp149
「どんな馬鹿でも経営できる」を言い換えると「やっていることがわかりやすい会社」と表現できます。
例えば「最先端技術を研究している会社」と、「コカ・コーラ」はどっちのほうが経営が楽でしょうか?
おそらくコカ・コーラですよね。
コカ・コーラの経営が楽とは言いませんが、売っている商品が単純明確なので、大きく道を踏み外す可能性は低いでしょう。
対して「最先端技術を研究している会社」は経営者が変われば、会社の命運も大きくブレる可能性が高いです。そのような会社は、安定した利益を望めません。
この「どんな馬鹿でも経営できる会社」は、安定した利益をもたらしてくれる可能性が高いので、私の銘柄選択の軸にしています。
無成長産業から大化け株がでてくる
無成長産業から大化け株がでてくる。
なんか逆のことを言っているように聞こえますよね?「成長産業から大化け株がでる」と考えるのが普通だと思います。
なぜピーター・リンチは無成長産業に注目するのでしょうか?それは「競争の心配がない」からです。
無成長産業でとくに嫌われるものは、競争の心配がない。他に興味を持つ人がいないのだから、競争相手に対してガードを固める必要もない。(中略)SCIはすでにアメリカの葬儀会社の5%を所有しているが、10~15%を持とうとしても誰も邪魔はしないだろう。
「なるほどなぁ」と思いました。
わざわざ無成長産業に参入してくる会社など、ほとんどいませんからね。だからこそ、競争に疲弊することなく、着実に利益を伸ばしていけるのです。
人は成長している産業に投資したがるものなのですね。そこをあえて避けることで、安定した利益を確保できます。
地味な無成長産業だとしても、確実に利益を稼いでいる会社はたくさんあります。そういった目立たない会社に投資して、ひそかにリターンを積み上げていきたいですね。
投資家にとって良い会社は、○○な商品を作る会社
結局、どのような商品を作っている会社の株を買うべきなのでしょうか?
そんな素朴な疑問に、ピーター・リンチは明確な答えを提示してくれました。
私は玩具会社よりは。○○、△△、□□、✕✕のような会社に投資する。
すいません、ここはかなり重要な部分になるので、ネタバレは控えさせていただきます!
伏せた部分に関しては、異なる業界の商品が入るのですが、それぞれある共通点を持っています。その共通点を持つ会社が、長期的なリターンをもたらしてくれるのです。
この共通点は「長期間繁栄する会社を見極めることにおいて、非常に重要なポイント」なので、ぜひ押さえてほしいですね。
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【まとめ】ピーター・リンチの株で勝つ ~アマの知識でプロを出し抜け~ は「勝ち続けるための視点」を教えてくれました
「ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け」は株式投資で「勝ち続けるための視点を」教えてくれました。
難しい話も多いので、本書の全てを理解できたわけではありませんが、本質的な部分を理解できただけでも、読んだ価値は十分にあったと思います。
今回の記事で紹介した内容はごく一部で、他にも為になる話がたくさんあります。
- 面白味のない、または馬鹿げている会社
- 超人気産業の超人気会社は避ける
- 名前の良い会社に御用心
- 設備投資にキャッシュを使わない会社に投資する
- 株価についてよく聞く多くの馬鹿げた(そして危険な)話
世界最高峰の投資手法を知りたい方はぜひ!
では、良き投資ライフを。