YouTube.verはこちら
こんにちは、TKです。
以下は、僕の情報になります。
- 毎日欠かさず読書する、本の虫
- 読みきった本の感想を、ブログに書き残している
今回ご紹介する「人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ」は、あなたの選択肢から消えてしまっている「逃げる」というコマンドを表示させて、そのコマンドを選択できるようにしてくれる本です。
何でもかんでも逃げろという本ではありません。
著者のやしろあずきさんは、livedoor公式ブロガーとしてご活躍中で、ブログのPVは多い時で月間2,000万もいく凄い方です。
やしろさんは昔、ゲームを作る会社で働いていたのですが、劇的に環境が合わずフリーランスになったそうですね。
やしろさんは2つの会社で働いた経験があるんですけど、新卒で入った会社は、働き方とか毎日やらされるトイレ掃除が嫌になって、最終的には机を破壊して退社したそうです(笑)
今回は、そんなやしろさんが書いた「人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ
」を以下3つのポイントで要約しました。
- 逃げるコマンドを表示させる考え方5選
- 手遅れになる前に逃げよう
- 真似するな!やしろさんのぶっ飛び行動
5分ほどでササッと読めますので、ぜひお気軽な気持でご覧ください。
人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ:3つのポイントで要約

「人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ」を以下3つのポイントに要約しました。
- 逃げるコマンドを表示させる考え方5選
- 手遅れになる前に逃げよう
- 真似するな!やしろさんのぶっ飛び行動
それぞれ簡単に解説します。
逃げるコマンドを表示させる考え方5選
やしろさんは、良くも悪くも、いろんなことから逃げまくってきたんですよ。
そんなやしろさんの経験から、あなたの「逃げるコマンド」を表示させる考え方を5つ抜き出しました。
- 「自分ファースト」で生きる
- 心が疲れたなら休んでよし
- 新卒カードにこだわらなくていい
-
ニートしてもOK
- なんか違うと思ったら、すぐ辞めよう
それぞれ解説しますね。
「自分ファースト」で生きる
日本人って良くも悪くも真面目なので、つい組織のことを優先して行動しちゃいますよね。
もちろん、組織のことを考えて行動することを、否定するつもりはありません。
ただ、組織のことを優先するあまり、自分のことを大切に扱えなくなっているのであれば、これからは「自分ファースト」で生きてみるのもアリですよ。
例えばやしろさんは、仕事中に10分ゲームしようと思ったら3時間経っていたり、5分仮眠をとろうと思ったら7時間寝ていたというように、かなり「自分ファースト」で生きています。
まあ、やしろさんは極端な「自分ファースト」を貫いているので、ここまでマネしろとは言いませんが(笑)。
僕もバイトにDVDプレイヤーを持っていって、ニュー・シネマ・パラダイスをまるまる全部観たことがあります。(決してマネしないでください…)
誤解しないでほしいのが、どんどんサボれと言いたいわけじゃありません。
真面目にやりすぎて辛いと思っているなら、少しはサボってもいいんじゃないですか?ということを伝えたいんですよ。
1番大事なのは、あなたの健康です。
健康を崩すくらいだったら、思い切ってサボっちゃいましょう!
心が疲れたなら休んでよし
先程、「健康を崩すくらいだったら休みましょう」と言いましたが、これは、身体の疲れに限定した話じゃありません。
心が疲れても、もちろん休んでOKですよ。
実際にやしろさんは、学生時代に嫌なことがあって心が疲れているとき、休んでいたそうです。
やしろさんの親も、心が疲れているときに休むことには理解を示していて、特に説教もせず休ませてくれたみたいですね。
こんな感じで、嫌なことがあったから休んだっていいんですよ。
実際に僕も、心が疲れているという理由で、何回も会社を休んだことがあります。(理由を伝えるときは、体調不良とだけ言っていました)
たまに「鬱は甘え」みたいなことを書いている人がいますが、黙れと言いたいです。
心の疲れを放置していたら、必ず病気になります。
周りの発言など気にせず、心が疲れたら堂々と休んでくださいね。
新卒カードにこだわらなくていい
よく、「新卒カードを無駄にするなよ」という意見が聞こえてきますが、そんなに新卒にこだわる必要はないと思います。
大事なのは、「あなたが気持ちよく働けているか?」ということですよね?
もし勤め先が最悪な職場だったら、新卒で入ったとしても、辞めたほうがいいですよ。
実際にやしろさんは新卒で入った会社が最悪だったらしくて、退職時には机をぶっ壊して辞めました(笑)。
でもやしろさんは、その後また就職できましたし、さらにその後はフリーランスとして働けています。
このように、新卒で入った会社を辞めたって、普通に生きていけるんですよ。
今の時代は働き方が多様化していますから、新卒にこだわるなんてナンセンスです。
僕も3年半務めた会社を辞めフリーランスになりましたが、全然問題はありません。
最悪収入が無くなっても、また就職すればいいんですよ。
今の時代、就職先なんていくらでもあります。
新卒なんて肩書にこだわる意味はないので、新卒で入った会社を辞めたかったら辞めちゃいましょう。
ニートしてもOK
人は仕事をしていない期間を異常に恐れますが、働かないってそんなに悪いことですかね?
仕事に疲れたら、少しくらいニートしてもいいですよ。
実際にやしろさんは、最初の会社を退職した後、3~4ヶ月ほどニートをしていたそうです。
3~4ヶ月間は、毎日図書館に行って、ひたすら漫画を読んでいたみたいですね。
3~4ヶ月間でニートはやめたんですが、ニートを辞めた理由は、貯金残高が2,000円になっちゃったからという、いかにもナマケモノっぽい理由なんですよ。
そんなやしろさんでも、今普通に生きています。
ニートをすれば、働いていたときにできなかったことができますし、心身が疲れていたとしたら、回復することもできますよね?
やしろさんはニートのことを、「助走」と表現しています。
働きたくなくなったら、次のステップに進むための「助走」だと思って、思いっきりニートを満喫してください!
なんか違うと思ったら、すぐ辞めよう
一度決めたことをやりきるって、カッコいいですよね。
でも、一度決めたことだからという理由で、違和感を持ったまま突き進むのは、めちゃくちゃ危険だということも伝えておきます。
なぜなら、違和感を持ったまま継続しても、良い結果になる可能性は低いからです。
やしろさんは中学生のとき、絵を描くのが好きだったので美術部に入ったんですよ。
でもその美術部の雰囲気は、やしろさんにとって真面目すぎて、全然面白くなかったそうです。
面白くないと思ったことを母親に相談したら、「辞めな」とキッパリ言われたので、やしろさんはすぐに美術部を辞めました。
このエピソードを聞いて、「一度決めたことは最後までやれよ」と思った方は、一貫性の法則に支配されていますので、ご注意ください。
人は同じ行動や発言を貫き通したいという心理を持っているので、合理的じゃないとわかっていても、一度決めたことを変えにくいんですよ。
冷静に考えたら、「楽しくなさそうな部活を続ける理由」なんてないですよね?
部活でも会社でも、入ってみて「なんか違うな」と思ったら、その感覚は無視しないようにしてください。
もしその感覚が日に日に大きくなるようであれば、そこは辞めちゃったほうがいいかもしれませんね。
手遅れになる前に逃げよう
ここからは、少しシリアスな話をします。
手遅れになる前に逃げてほしいので、僕の体験談も正直に話しますね。
やしろさんの知人が亡くなってしまった話
やしろさんの働いているマンガ業界は、激務で有名だそうです。
本書の中では、仲間の結婚式よりも、葬式に行った回数のほうが多いみたいなことも書かれていました。
中には、疲れすぎて入浴中に寝てしまい、そのまま亡くなった仲間もいるみたいです。
やしろさんは締め切りを守らずにサバゲーをすることもある、かなりのナマケモノなんですよ。
その働き方がいいとは言えませんが、働きすぎて亡くなるより、全然マシだと思います。
心身が疲れ切っているなら、マジですぐ逃げてくださいね。
僕が会社をバックれた話
少し恥ずかしいですが、僕の話もしますね。
僕は会社で働いていた頃、会社をバックレたことがあります。
理由は、新しい仕事が全然処理できず、めちゃくちゃストレスが溜まっていたからです。
バックレた後は、ネカフェに行ったり、叔父の家に行ってゆっくり過ごしていました。
バックレたその日に会社に連絡して長期の休みをいただき、次の日からはYouTubeを観たり、競馬をしたりして過ごしたんですよ。
ちゃんと休んだのが良かったのか、その後は復活できて、また働けるようになりました。
休んでいるときに病院にも行ったのですが、「君は軽い鬱だ」と言われましたね。
もしバックレていなかったら、重い鬱になって、取り返しのつかないことになっていたかもしれません。
もし今あなたがめちゃくちゃ疲れていたら、すぐに休んでくださいね。
会社のこととかマジで気にしなくてOKです。
手遅れになる前に、逃げてください。
真似するな!やしろさんのぶっ飛び行動
ここまで真面目な話をしてきたので、最後は面白話をして終わりにします。
やしろさんはめちゃくちゃぶっ飛んだ人で、本書の中には笑えるエピソードもたくさんありました。
今回は、個人的にめちゃ面白かった、以下2つのエピソードについて解説しようと思います。
- 大量の三角コーン
- 自己PRの書類に大穴をあけてみた
大量の三角コーン
まずタイトルが意味不明で、なんじゃこれって思いますよね(笑)。
じつはやしろさん、一時期、Amazonのほしい物リストに、三角コーンを入れていたんですよ。
知らない方のために説明しておくと、Amazonにはほしい物リストというものがあって、そこから他人が注文してあげることができるんですよ。
やしろさんはファンから恵んでもらうために、ほしい物リストを作っていたのですが、本当にほしい物だけを入れていたら欲が出すぎていやらしいから、カモフラージュとして、三角コーンを入れていたそうです。
そしたら、三角コーンだけ異常に注文されたということですね(笑)。
この話は、ブログでも取り上げられています。
ただこの話には、後日談があります。
処理に困った大量の三角コーンは、日本盲導犬協会や学校に寄付され、やしろさんの好感度がバク上がりしました。
たまたま役に立ったので良かったですが、変な物をほしい物リストに入れると、愉快犯に注文されますので、ご注意ください…。
自己PRの書類に大穴をあけてみた
これもまた、タイトルが意味不明ですよね?
これは、就活で必ず書かされる自己PRを書くのが面倒で、書類に大穴を空けて、「常識のカベを突き破る!!」とだけ書いたら、書類選考が通ったというとんでもない話です(笑)。
就活の時自己PRが面倒すぎてこんな凶行に走ったら企画職として選考通った事もあるし人生ってようわからんよな pic.twitter.com/Mjf27aVtD9
— やしろあずき【12月9日書籍『逃げコマ』発売!】 (@yashi09) July 27, 2019
しかもさらに凄いのが、選考を通過できたにも関わらず、最終面接を寝坊しちゃって落とされたそうです。
こんな書類を通過させてくれた会社に対して、めちゃくちゃ無礼な態度をとるやしろさん、逆に尊敬しちゃいますね(笑)。
ただ、こんなものが通る会社は少ないと思いますので、真似しないように…。
人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ:まとめ

今回は、「人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ」の要約を3つのポイントで紹介しました。
- 逃げるコマンドを表示させる考え方5選
- 手遅れになる前に逃げよう
- 真似するな!やしろさんのぶっ飛び行動
なお、今回ご紹介したことは本書のごく1部分で、まだまだ伝えきれていない事がたくさんあります。
伝えきれなかった内容
- フリーランスって時間からも超自由?
- 「上司ガチャ」で決まる会社員の「人間関係」
-
同僚がした、上司への最強の嫌がらせ→おすすめ
-
ゲーム業界のメリット・デメリット
-
明日から使える定時退社する方法 etc…
「同僚がした、上司への最強の嫌がらせ」はめちゃくちゃ面白いので、ぜひ見てほしいですね!
僕がこれやられたら、数週間は立ち直れないかもです(笑)。
興味を持った方は、ぜひ本書を手にとって読んでみてください!
目次
序章 人生から「逃げる」コマンドを封印している人へ
第1章 「楽しい」を大切にしよう
進むべき方向に迷っている若者へ
フリーランスって時間からも超自由?
絶対にSランクを引きたい! 「上司ガチャ」で決まる会社員の「人間関係」
「お金の稼ぎ方」は自分で選べる
会社員とフリーランスの「スキル」
ニート、それは助走期間。
上司への最強の嫌がらせ(非推奨)→マジ面白いです
明日から使える定時退社する方法
コラム ゲーム業界のメリット・デメリット
第2章 合言葉は「自分ファースト」
「自分ファースト」で生きる
悪あがきで一発壁に蹴りをいれてみる方法
新卒カードがなくても「好きな仕事」を目指す
「アドバイス」と「指示」って違うんです
世界が平和になる! ノー残業デーじゃなくて残業デーがある社会
「席順ルール」を導入してみた結果
コラム 新社会人がやってはいけないこと(※僕は全部やりました)
第3章 適度に「不真面目」でいい
ブラック企業の渡り鳥になってはいけない
世界一になった僕が、あっという間に輝きを失った話
自分の価値を下げる仕事は断固拒否!
クリエイター諸君、遠慮厳禁!宣伝はどんどんした方がいい
自信≠過信
辛くない「努力」の見つけ方
社畜に物申すマン
第4章 「逃げる」のは悪じゃない
僕が母に教わった「逃げ」の話
心が痛んでいる時は風邪と同じ。休んでよし!
知人が死ぬことが多いからこそ言いたいこと
自分の身は自分に捧げてほしい
好きなことだけ続けたら、自宅が三角コーンまみれになった
僕の三角コーンが巡り巡って社会貢献に繋がった話
おわりに 僕は今も常に必死です
(2025/02/12 15:52:05時点 Amazon調べ-詳細)
では、以上です。
良き読書ライフを!