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書籍レビュー

2022年10月に読んだ本!【Fさん関連多め】

こんにちは、TKです。

この記事では、2022年に読んだ本をご紹介していきます。

結構幅広いジャンルを読めたので、充実した1ヶ月だったかなと。

では、さっそくですが1冊目から見ていきましょう。

YouTubeでも語っています!

ルビンの壺が割れた

これはですね、いわゆる大どんでん返しの本ですね。最初と最後で、世界観が全く変わります・・・。

この小説は構成がめっちゃ斬新で、ずっとフェイスブックのDMだけが掲載されている感じなんですよ。

ある50歳くらいの男が女に対してDMを送るんですけど、その女は30年前の恋人です。で、30年前の思い出をお互い語り合うみたいな感じに最初はなっています。

「純粋な恋愛の小説かなー」とか最初は思うんですけど、次第に雰囲気が怪しくなって、最後は「うわああああああ」ってなります。

あと、DMのやり取りの中でいろんな人物が出てくるんですけど、人物単位でも大どんでん返しが頻発します。だから読んでいると、感情がめっちゃ揺さぶられますね。

あと、かなり薄めの本なので、気軽に読めるのも良いですね。

お気軽に読める大どんでん返し、ぜひご堪能ください。

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求めない

これは、求め過ぎな現代人に対して、「求めない心を持とうよ」という投げかけをしている本ですね。

この本を手に取ったキッカケは、メリアの本棚さんというYouTuberにあります。

たまたまこの動画を見て、読んでみようと思えました。

内容は凄くシンプルで、求めないことによる良さみたいなものが、繊細な言葉で語られています。読んでいると、「うんうん、そうだよね」と許しを得た気持ちにもなったりしました。

普段一生懸命頑張りすぎな人に、ぜひ読んでほしい本ですね。

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小学館
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夜は短し歩けよ乙女

この本を手に取った理由は、タイトルがカッコいいからです(笑)。

タイトルがカッコいいし有名なんですけど、全く話を知らないので読んでみました。

結論から言うと、想定した内容と全く異なっていましたね。僕は若者の恋愛が繊細に描かれているのかと思っていたのですが、全然雰囲気は違いました。

実は恋愛の要素ってそこまで多くなくて、それよりも、ファンタジー要素がかなり強かったです。

例えば、鯉が空から降ってきたりします。そして時折、恋愛模様が描かれています。主人公の男はめっちゃ不器用なんですけど、とても一途で憎めない人間でした。

ファンタジー要素強めの恋愛小説が好きな方は、めっちゃハマるかもしれません。

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バカと無知

はい、これはゴリゴリの社会派の本です。

いかにもヤバいタイトルですが、こういうのって惹かれますよね。本書はバカに焦点を当てた本なのですが、かなり強烈な主張が書いてあります。

例えば、「バカは話し合いの場から排除した方が望ましい」的な話があります。これ、かなり批判殺到しそうな話ですが、僕は好きですね。こういう言っちゃいけないことって、心を揺さぶってくれます。

ただ、単に過激な発言をしているわけではなくて、基本的にはちゃんとした研究が裏付けにあります。社会の闇を垣間見たい方はぜひ。

真夜中乙女戦争

この本を手に取った理由はたった1つ。Fさんが好きだからです。Fさんとは、Fラン大学就職チャンネルというとんでもない名前のチャンネルを運営している方です。

このFさんはですね、言葉のボキャブラリーが非常に豊富で、かつ繊細で上品なんですよ。もう僕は、Fさんにドはまりしています。

真夜中乙女戦争がどういう話かというと、生きる意味を見出だせない男子大学生の反逆を描いた話ですね。

この男子大学生はめちゃくちゃ過激な行動を取りまくります。最初は大学の講義を受けているシーンから始まるんですけど、講義が終わった後に教授の元へ駆け寄ります。そして教授に「この講義の価値が理解できない」とか「もっと熱を込めて話してくれ」と言い放ちます。

なかなか過激ですよね。

ただ、そういう過激さが本書の魅力ではなくて、本書は間違いなく繊細で上品で儚いです。しっとりした世界観が好きな方はハマると思います。分かりやすいストーリーじゃないので、万人にはオススメできませんが、僕は好きです。

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20代で得た知見

これもまた、Fさんの本です。

20代で得た知見を独特な表現を以て語っている本書ですが、結論から言うと、好きです。

おそらく、万人に刺さるような知見は1つも無いです。結構偏った知見だったり、意味不明な知見が散りばめられています。

ただ、だからこそ、刺さる知見が必ずあります。

僕が好きなのは、「弱いまま強くあろうとする人が好き」という言葉です。あなたのお気に入りの知見、ぜひ探してみてください。

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泳ぐのに、安全でも適切でもありません

この本を手に取った理由、それはFさんにあります。

Fさんが著者ではないのですが、Fさんがこの本を好きと言っていたんですよね。だから、買いました。

本書は女性視点から描かれた切ない恋愛模様が複数掲載されている、短編集ですね。僕が読んでいて思ったのは、どの話もビックリするくらい描写が具体的ということです。ここまでの具体的な描写、なかなかないんじゃないかなと思います。

それ故に、めっちゃ共感できる瞬間もあれば、全く共感できない瞬間もあります。ただ、だからこそオススメしたいですね。共感できない瞬間もある方が、人間味があっていいですから。

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集英社
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おわりに

いろんな作品と出会えたので、良い1ヶ月でした。

11月もいろんな出会いを楽しみたいです。

最後まで見て頂き、ありがとうございました。またお会いしましょう。