「入社1年目の教科書」ってどんな本なんだろう?読んだ人の感想をしりたいなぁ…。
こんな要望に答えます。
この記事を書く僕(TK)は、以下のような人間です。
- 毎日欠かさず読書する、本の虫
- 読みきった本の感想を、ブログに書き残している
- 社会人として、3年半働いた
「入社1年目の教科書」は、始めて社会に飛び出す新人、これから新人を指導すらベテランに向けて、仕事をこなす上でのルールを50に分けて教えてくれる本です。
今回は、その「入社1年目の教科書」の感想を簡単にまとめました。
この記事を最後まで読んでいただければ、社会人として働く心構えを身につけることができますよ。
3分ほどでササッと読めますので、ぜひお気軽な気持でご覧ください。
入社1年目の教科書:読んで、社会1年目に覚えてほしいと思ったこと
「入社1年目の教科書」を読んで、これは社会1年目に覚えてほしいと思ったことは、以下の5つですね。
- 最後の確認をサボるな
- 仕事の目的を確認せよ
- 必要のない書類は、捨てろ
- ミスしたら、再発防止策を考える
- 疲れたら、休もう
それぞれ簡単に解説します。
最後の確認をサボるな
社会人になると、「お互いの意思が伝わっていない」と感じることが多々あります。
そんな状態で仕事を進めると、意味のない時間を過ごしかねません。
なので仕事の指示をもらったら、最後に自分の理解したことを簡単にまとめて、上司に話すことをおすすめします。
合意したことをまとめ、書き出し、確認する。仕事の最後に投資する5分間を惜しまないことで、仕事の方向を誤るリスクから解放されます。
出典:入社1年目の教科書
これは笑い話ですが、「B5で印刷して」と部下に頼んだら、その部下が「地下5階」で印刷してきたという話があります(笑)。
年代や過ごしてきた環境が異なると、ホントに話って通じないんですよ。僕も、痛い経験を何回もしました。
相手の理解と自分の理解にズレを感じたら、必ず確認したほうがいいです。
確認せずに仕事を進めると、後でめちゃめんどいことになります。
仕事の目的を確認せよ
1年目はいろんな雑務をこなすことがほとんどです。
しかし、いくら雑務でも、「目的」は知っておいたほうがいいですね。
理由は、目的を知っておけば、気の利いた仕事ができるからです。
上司からのオーダーは、そのプロジェクト全体から切り出した一部分です。通常であれば細かい注文まで出してきません。しかし、どんな単純作業にも必ず背景があり、大きな目的に沿って動いているのです。
出典:入社1年目の教科書
例えば、「資料を作っておいて」と言われたときに、その資料を作る目的を知っておけば、目的に沿った質の高い資料が作れますよね?
逆に言われたことしかやらなければ、目的に沿った仕事はできないし、モチベーションも下がり続けちゃいます。
上司から仕事を振られたら、目的を確認すると、確実にあなたの仕事力はUPしますよ。
必要のない書類は、捨てろ
これは、大半の社会人ができていない印象です。
必要な書類と、不必要な書類を分別して、不必要な書類は捨てていますか?
もし「なんとなく」で書類を保存していたら、すぐにその発想を捨ててほしいですね。
情報はファイリングすることが目的ではありません。使わなければ意味がないのです。ファイリングするに値する重要な資料だとしても、資料のすべての箇所が大切なわけではありません。
出典:入社1年目の教科書
僕が会社で働いていたときに、「なんで皆、無駄な書類をいつまでも保存するの?」と常に思っていました。
無駄な書類の量は、仕事のパフォーマンスと反比例すると確信しています。
整理整頓ができないと、仕事のスピードも質も絶対に落ちます。
不必要だと思ったら、なんとなくで保存しないで、すぐに捨てるクセをつけてみてください。
ミスしたら、再発防止策を考える
ミスをしたときに、「次は気をつけます」って言う人いますよね。
僕もよく使っていました。
しかし、「次は気をつけます」なんて言葉、誰も信用してくれません。
気をつけるんじゃなくて、再発防止策を考えることをおすすめします。
「これから気をつけます」そう言うのは簡単ですが、これだけだと必ず同じミスを繰り返してしまう可能性があります。(中略)僕が考える再発防止策は、仕事のやり方を変えることです。
出典:入社1年目の教科書
例えば僕は、会社である資料を作成する仕事を任されていました。
しかし、細かいミスを指摘されることが多かったんですよ。
そこで、エクセルのマクロを使って自動化することで、ミスが起きないような仕組みに変えました。
ミスは減りましたし、仕事のスピードも上がりました。
人の注意力なんて、大して長く続きません。
気をつけてもミスはするので、やりかたそのものを変えちゃった方がいいと思います。
疲れたら、休もう
これだけは、絶対に覚えておいてください。
疲れたら、必ず休んでくださいね。
何となく疲れていると感じたら、休むべきです。無理をして仕事をするのではなく、体調を整え、頭をすっきりさせて心も体もバランスのいい状態にするのが先決です。
出典:入社1年目の教科書
僕は無理しすぎて、仕事が嫌になり、会社をバックレたことがあります。
ただ、バックレただけ、まだマシなほうです。
中にはバックレもせず、そのまま病気になっちゃう人もいます。
疲れたら、休みましょう。
健康を害してまで、働く必要はありませんからね。
入社1年目の教科書:読んだ感想
不安を抱える新社会人に、とりあえず読んでほしいと思いました。
共感できる部分がたくさんあった
僕はすでに社会人として働いた経験があります。
経験を持った上で読むと、共感できる部分がたくさんありましたね。
「書類はファイリングするためにあるんじゃない」という話は、前の会社の人に伝えたいですよ。
本書の教えを実行できれば、できる新人として評価されるのは、ほぼ間違いないです。
読みやすかった
本書は、主張を50に分けて解説しているので、めちゃ読みやすかったですね。
長文を読むのに慣れていない人でも、スラスラ読めると思います。
入社1年目の教科書:まとめ
今回は、「入社1年目の教科書」を読んだ感想をササッとまとめました。
なお、今回ご紹介したことは、本書のごく1部分です。
より深く学びたい人は、ぜひ本書を手にとってみてください。
目次
- はじめに 仕事において大切な3つの原則
- 1 何があっても遅刻はするな
- 2 メールは24時間以内に返信せよ
- 3 「何のために」で世界が変わる
- 4 単純作業こそ「仕組み化」「ゲーム化」
- 5 カバン持ちはチャンスの宝庫
- 6 仕事の効率は「最後の5分」で決まる
- 7 予習・本番・復習は3対3対3
- 8 質問はメモを見せながら
- 9 仕事は復習がすべて
- 10 頼まれなくても議事録を書け
- 他40項目…
では、以上です。
良き読書ライフを!