「ハイパフォーマーの睡眠技術」ってどんな本なんだろう?読んだ人の感想をしりたいなぁ…。
こんな要望に答えます。
- 「ハイパフォーマーの睡眠技術」を読んで勉強になった5つのこと
- 「ハイパフォーマーの睡眠技術」を読んだ感想
この記事を書く僕(TK)は、以下のような人間です。
- 毎日欠かさず読書する、本の虫
- 読みきった本の感想を、ブログに書き残している
「ハイパフォーマーの睡眠技術」は、睡眠のセミナーやノウハウを提供している会社「ニューロスペース」のCEO、小林孝徳さんが書いた本。
自身の体験や権威のあるデータをもとに、睡眠の質を上げる方法を教えてくれます。
今回は、その「ハイパフォーマーの睡眠技術」の感想を簡単にまとめました。
この記事を最後まで読んでいただければ、グッスリ眠るためのコツをつかむことができますよ。
3分ほどでササッと読めますので、ぜひお気軽な気持でご覧ください。
ハイパフォーマーの睡眠技術:読んで勉強になった5つのこと
「ハイパフォーマーの睡眠技術」を読んで勉強になったことは以下の5つですね。
- 日本が睡眠を問題視できない、2つの理由
-
深部体温を急降下させる、2つのテクニック
- 17時に運動をするべき理由
- 積極的に仮眠せよ
- 暗記は、寝る前におすすめな理由
それぞれ簡単に解説します。
日本が睡眠を問題視できない、2つの理由
日本は先進国の中でも、睡眠時間が少ないと言われています。
なぜ、日本人は睡眠に対する意識が低いのでしょうか?
著者の小林さんは、以下の2つが原因だと推測しています。
- 眠いのは甘えという感情論
- 睡眠不足は目に見えないから
僕はこの理由を見たとき、「眠いのは甘えという感情論」が主な原因だと感じましたね。
だって日本人って、どん底から頑張って成功するドラマや映画が好きじゃないですか?
だから、根性で頑張る国民性が根付いていると思うんですよ。
逆に海外の映画では、主人公が金持ちだったりする方が一般的です。
まあ、理由はどうあれ、日本人は睡眠を軽視しちゃっているのは間違いありません。
たまに、「睡眠時間を削って頑張れ」的な話を聞きますけど、全部無視してください。
睡眠は健康に生きるためには、絶対に欠かせないものですからね。
深部体温を急降下させる、2つのテクニック
眠りに入るためには、深部体温を下げる必要があります。
深部体温とは、体の中の温度と思ってください。
この深部体温を下げるテクニックとして、以下2つのことが勉強になりました。
- 温かい飲み物を飲む
- 寝る前にストレッチをする
ただし注意点として、カフェインが含まれている飲み物は避けてくださいね。
例えば、以下の飲み物は避けたほうがいいです。
- コーヒー
- 緑茶
- 紅茶
寝る前におすすめの飲み物は「玄米茶」ですね。
含まれているカフェインが他のお茶に比べて控えめなので、僕もよく飲んでいます。
17時に運動をするべき理由
運動が健康に良いことは、あなたも知っていることと思います。
でも実は、17時に運動をすると、より健康に良いって知っていましたか?
なぜ17時がおすすめなのかと言うと、成長ホルモンの分泌を促しやすくなるからです。
深部体温が最高の時(17時)に運動をすると、本睡眠中の成長ホルモンの分泌を倍増させることにもつながります。
成長ホルモンは、体の回復に欠かせないホルモンです。
運動の疲れが取りにくいと感じている方は、17時を狙って運動するのもありですね。
ちなみに僕も、17時を狙ってジムに行っています。
積極的に仮眠せよ
あなたは、仕事の休憩中に仮眠をとっていますか?
実は、仮眠をとると、仕事のパフォーマンスが上がることが明らかになっています。
ニューロスペースと三菱地所で行った仮眠室導入実験では、仮眠を取り入れることで、社員一人ひとりの集中力がアップし、生産性が上がることがわかりました。
詳しいデータは本書を見てほしいのですが、明らかに社員のパフォーマンスが上がっていたんですよ。
僕も仮眠はとっている人間なのですが、仮眠後はホントにスッキリするので、ぜひ試してほしいですね。
なお、仮眠の注意点は以下の2つです。
- 15〜30分がベスト
- 仮眠をするときは横になっちゃダメ
横になって深く寝すぎると、夜の睡眠に影響しちゃいますからね。
会社では用意が難しいかもしれませんが、下のようなイスを用意して寝るのがおすすめです。
ちなみにこの写真は、僕が使用しているものです。
参考までに…。
暗記は、寝る前におすすめな理由
寝る前に暗記系の勉強をすると、良く覚えられるっていう話、一度は聞いたことありますよね?
実はこの話、科学的に正しいんですよ。
人間は睡眠中、脳の海馬という部分に記憶を定着させたり、記憶を結合する働きが行われているといわれています。このメカニズムから、学生でいえば暗記科目、社会人でいえば資格の勉強などは寝る直前にするとより効果的です。
かつ、起きてからもう一度復習をすると、より記憶に定着しやすくなります。
僕はいつも寝る前に読書をしているんですけど、これからは、歴史などの暗記系の本を読もうと思いましたね。
ハイパフォーマーの睡眠技術:読んだ感想
睡眠に特化した会社があるなんて、少し驚きでした。
それくらい、睡眠って重要だし、皆がまだその重要性を理解できていないんですね。
睡眠を重視する企業は、伸びると思った
株式会社ニューロスペースでは、睡眠に関するセミナーを行っています。
実はあの大企業、吉野家にもセミナーを行ったことがあるそうですよ。
吉野家社員のみなさんの働き方はそれぞれ異なります。本社でデスクワークをしている人は朝起きて夜眠る日勤の生活。第一線の現場で牛丼をつくっている人はシフト勤務で働き、夜勤も発生します。
店長やアルバイトなど役職によっても眠り方は変わってくる。これらのことを踏まえて、2016年の3月に大阪と東京で約800名の参加者を対象に睡眠セミナーを実施しました。
この話を見たとき、吉野家はまだまだ伸びる予感がしました。
理由は、睡眠という、目に見えにくい部分を重視できる企業は、センスが高いと思っているからです。
こういう企業が、お客さんの細かなニーズに気がつけて、業績を伸ばせるんだと思います。
みんな、ストーリーに影響されすぎかな?と思った
バリバリ頑張る映画やドラマに影響されることも、睡眠不足の原因の1つだと思うんですよ。
冷静に考えれば、十分な睡眠をとったほうが健康に良いって、誰でもわかるじゃないですか?
なのにその当たり前の行動がとれないってことは、普段、何気なく見ているものに影響されているんだと思います。
少ない睡眠時間がカッコいいのは理解できます。でも、明らかに健康に悪いので、ちゃんと寝ましょうね。
ハイパフォーマーの睡眠技術:まとめ
今回は、「ハイパフォーマーの睡眠技術」を読んだ感想をササッとまとめました。
なお、今回ご紹介したことは、本書のごく1部分です。
より深く学びたい人は、ぜひ本書を手にとってみてください。
目次
- 序章 良い睡眠がもたらすもの
- 第1章 睡眠資本主義で世界は良くなる
- 第2章 ハイパフォーマーになるための睡眠技術
- 第3章 眠りをコントロールする方法
- 第4章 攻めの仮眠を取り入れろ
- 第5章 睡眠の常識・非常識
- 第 6章 睡眠から考える理想の働き方
- 第 7章 睡眠の現在地と未来
では、以上です。
良き読書ライフを!