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書籍レビュー

【極限まで減らせ】[禅的]持たない生き方:物欲を減らす生き方を実践したいと思えました【要約・書評】

この記事は、下記の動画を文字起こしした内容となっております。

こんにちは、こんばんは、TKです。

 

今回ご紹介する本は、「[禅的]持たない生き方」という本です。

本書は「物が無いほうが豊かになれる」という主張を軸に、物が無いことの豊かさや、物を減らすコツを「禅」の教えを交えつつ教えてくれます。

「禅」とは修業によって精神を研ぎ澄まし、執着を無くしたり、穏やかな精神を獲得することを目指した宗教のことです。

本書の著者は「金嶽宗信(かねたけ・そうしん)」さん。

金嶽さんはなんと12歳で出家し、20年間に渡って厳しい修行を受けてきました。

本書では修行について詳しく書かれているのですが、大雑把に言うと、とても質素な生活に身を置いていたことが読み取れます。

僕が衝撃を受けたのが、捨ててしまった麺を下水から拾って食べさせられたお話ですね。

修行を初めて間もない頃、金嶽さんは麺を茹でで食べた後に、鍋の底に麺が張り付いているのを見つけました。

完全にこびりついていたので、たわしでこすって取って、流したんですよ。

そしたら先輩に「なんで捨ててるんだ。拾って食べなさい」と言われ、わざわざ下水に麺を探しに行きました。

そして下水に流れた麺を拾って、実際に食べたそうです。

すごい話ですよね。

このように金嶽さんは「物を大切にすること」を身をもって学んできました。

そして物を大切にし続けた結果、「物は最低限あればいい。物を持ちすぎると執着が生まれる」と金嶽さんは気がついたのです。

金嶽さんは本書で、以下のような言葉を残しています。

たとえば、お金があると、たくさんの物が欲しくなって、物を買えば、そこに執着が生まれます。

その一つひとつの物に対して執着が生まれると、心を乱す原因が増えます。

それなら、はじめから物がないほうが楽だし、心も乱れません。

出典:[禅的]持たない生き方

はい、いかがでしょうか?

世の中には魅力的な商品で溢れていますし、その商品をより良く見せる広告もたくさん作られていますよね。

結果として僕たちは物を買ってしまうのですが、果たしてそれで幸せになっているでしょうか?

もちろん「買ってよかった」と思える物もいくつかあると思います。

物を買うことを全面否定しているわけではありません。

金嶽さんが指摘したいのは、「執着が生まれること」なんですよ。

物を買えば「物を管理しなければいけない」「物が盗られないように守らなければいけない」「新しいモデルが出たら買い直さなければならない」といった気持ちになります。

このような気持ちでは、日々を平穏に過ごすことなど不可能です。

従って「物は最低限にとどめましょうね」と金嶽さんは主張しているわけですね。

ただこの主張を聞いて、「便利な物が発売されたら、どんどん買ったほうがいいんじゃないの?」と思われた方もいるでしょう。

このような考えに対して金嶽さんは待ったをかけます。

実は金嶽さんは「ある程度の制限の中で生きるほうが楽だよ」と主張しているんですよ。

「なんで制限があるほうが楽やねん」と思いましたよね。

ではこの疑問を、最初のテーマで解消していきます。

今回の動画は以下2つのテーマで構成されています。

  1. 制限がある人生は楽
  2. 物欲を減らす3つのコツ

この動画を最後まで見ていただけば、物欲の多さで悩む人生から開放されるはずです。

ぜひ、お楽しみください。

制限がある人生は楽

僕たちは「制限=悪」「自由=良い」という発想を持っていますよね。

正直に言うと、僕も「自由な方がいいに決まっているじゃん」と考えているタイプです。

しかし金嶽さんの考えは「ある程度の制限の中で生きるほうが楽」になります。

なぜ制限がある方が楽なのか?

理由は、「無限の選択肢から開放されるから」です。

現代は経済の発展に伴って、無限の選択肢を取れる時代になりました。

「住む場所・食事・服・恋愛相手・仕事・遊び・人間関係」何だって自由に選べます。

しかし、これって本当に幸せなんでしょうか?

もちろん、全く選択肢がない人生が幸せだとは言いません。

自分の生きる道を自由に選べることは、素敵だと思います。

しかし、選択肢が無限にあると、逆に不幸になってしまうんですよ。

例えば一昔前は見合い結婚が多く、結婚相手を自由に選べない人が多くいました。

しかし今は自由に恋愛できますし、ネットで気軽に恋愛相手を探すツールも充実しています。

でも自由に結婚相手を選べるのって、本当に幸せですかね?

例えば目の前に良い人がいても、「後でもっと良い人に出会えるかも…」という想いが出てきてしまい、目の前の人とお別れしてしまうわけです。

このお話、ぜひバチェロレッテの萌子さんに聞いてほしいですね(笑)。

本来は、身の回りにある人や物でやりくりするのが自然なのです。

例えば猫が結婚相手を探すときに、わざわざ遠くに旅しますか?しませんよね。

近くにいる猫の中から、魅力的な猫を選んで結婚しているはずです。

話が長くなってきたので、まとめます。

要するに「無限の選択肢から開放される」ことによって、身の回りの人や物に目を向けて生きることができるのです。

童話の「青い鳥」はご存知ですか?

幸せの青い鳥を探し回ったけど見つからない。

そして諦めて家に帰ったら、家の中に青い鳥がいたというお話です。

「制限がある人生は楽」というお話の本質は、この「青い鳥」と近いですね。

幸せや豊かさは、案外身近なところにあります。

幸せや豊かさを求めて世界中を駆け巡っても、たくさん物を買っても、ただただ疲弊するだけです。

従って金嶽さんは「制限がある人生は楽」と主張しているのです。

 

はい、ここまでが「制限がある人生は楽」のお話でした。

なんでもかんでも自由に選べると逆に不幸になりうることが、理解していただけたと思います。

とはいえ、無限の選択肢を手に入れてしまった僕たちは、その選択肢を無視することは難しいです。

魅力的な商品が目の前に現れれば、「買う」という選択をしてしまうのが人間です。

以上の話を踏まえて、次は「物欲を減らす3つのコツ」について解説します。

物欲を減らす3つのコツ

結論から言うと、物欲を減らすコツ3つは以下のとおりです。

  1. 今必要か?と考える
  2. 他の手段を考える
  3. 物があるのを当たり前と思わない

それぞれ解説します。

今必要か?と考える

物を買う前に必ず考えてほしいのが「今必要か?」という問いです。

最近あなたは何を買いましたか?少し思い返してみてください。

ちなみに僕は家に開いていないプロテインがある状態で、またプロテインを買ってしまいました。

僕のように「いつか使うだろう」という気持ちで物を買うと、どんどん物がたまっていきます。

そして物に執着が生まれ、物にエネルギーを奪われる日々を過ごすことになるのです。

しかし以上のような正論を聞いても、ついつい人は物を余計に買ってしまいます。

なぜなら世の中には、物を買わせるための仕掛けが満載だからです。

「今だけの限定品です」「今だけのタイムセールです」

このような謳い文句を見ると、ついつい買ってしまうのが人間です。

僕もこの謳い文句につられて、プロテインを買ってしまいました…。

だからこそ物を買うときは、しつこいくらいに「今必要か?」と自分に聞いてほしいんですよね。

あまり考えず感覚で買うと、不必要な物でも買ってしまうように、世の中は設計されています。

「今必要か?」この言葉をぜひ脳裏に刻んでください。

他の手段を考える

はい、2つ目のコツが「他の手段を考える」です。

例えば洗剤一つにしても、窓拭き用・トイレ用・浴室用・キッチン用と細かくわかれています。

しかし、本当にここまで細かくわけて使う必要はあるのでしょうか?

別に浴室用の洗剤をトイレに使っても、キレイにすることはできます。

また、成人式に着物が必要になったからと、着物を買う必要はありません。

着物を着る機会などほとんど無いのですから、レンタルで済ませればいのです。

このように工夫を凝らすことで、「物を買う必要は無いな」という気持ちになれます。

また、工夫を凝らすことで副次的なメリットも生じます。

それは「考える力が身につく」というメリットです。

ここで、本書から現代人の姿を嘆く文章を、抜粋してご紹介します。

昔の子どもたちは、棒一本でも遊ぶことができました。チャンバラゴッコをしたり、棒で土に絵をかいたりと、たった一本の棒でも、毎日工夫をして、さまざまな遊びをしていたものです。

しかし、今の子どもたちは、遊ぶというとゲームやスマホなどに頼ってばかり。どこかに出かけても、遊園地やアミューズメントパークのような人工的に作られたところばかりで、自然のなかで遊ぶ機会はほとんどありません。

人間は本来、自然の中で遊ぶことで、工夫を生み出してきました。しかし残念なことに、現代人は大人も子どもも、工夫や応用をするという力が落ちてしまってきていると感じています。

出典:[禅的]持たない生き方

はい、いかがでしょうか?

なかなか耳の痛い文章だったと思います。

僕たちは世の中が便利なりすぎた結果、なにごとも「受け身」になっているのです。

しかしそのような態度では、考える力は身につきませんし、便利な商品を思考停止で買い続けることにもなります。

「他の手段を考える」この思考を大事にしていきたいと、強く想いました。

物があるのを当たり前と思わない

はい、3つ目のコツが「物があるのを当たり前と思わない」です。

ちょっと説教臭く聞こえたかもしれませんが、これは重要な教えになります。

人間には「慣れ」がありますから、物に溢れている日常を「当たり前」と思ってしまうものです。

しかし、金嶽さんは厳しい修行を経験していますから、物があるのを当たり前とは全く思っていません。

また、そのような思考を持つことで、一見当たり前の物事に幸せを感じることができます。

金嶽さんは修行がお休みの日に、あるお寺に出かけました。

そのお寺にいた奥さんが「クーラーをごちそうしてあげる」と一言。

そしてクーラーの涼しさを感じたときに、この上ない幸せを感じたそうです。

金嶽さんは普段クーラーが無い生活をしていたこともあり、クーラーがあるだけで幸せを感じることができたのですね。

少し話は逸れますが、「クーラーをごちそうしてあげる」という表現が素敵だなと思いました。

奥さんは修行僧の生活を見ていたこともあり、クーラーで人を幸せにできると、理解していたのですね。

このように物があるのが当たり前と思わないだけで、人は身近な物事から幸せを感じられます。

「クーラーを当たり前と思う人」と「クーラーで幸せになれる人」

どう考えても豊かなのは「クーラーで幸せになれる人」ですよね。

今はクーラーに焦点を当てていますが、他にもあなたの生活を支えている物はたくさんあります。

「テレビ・洗濯機・冷蔵庫・スマホ・パソコン」これだけの物に支えられて僕たちは生活しているわけです。

よく考えたら、「すごく恵まれているなぁ」と思いますよね。

身近な物事から幸せを感じられれば、物欲はどんどん失せていきます。

金嶽さんのように質素な生活をするのは難しいですが、有り難みを意識することはできるはずです。

物欲を減らしていくためにも、「物があるのを当たり前と思わない」この意識を脳裏に刻んでほしいと思います。

まとめ

はい、これで「[禅的]持たない生き方」の解説は以上となります。

僕はミニマリストに憧れていますので本書を読んだのですが、正直、読んでホントに良かったと思いました。

金嶽さんは12歳から質素な生活をしているので、説得力が段違いなんですよね。

漠然と「ミニマリストは心が豊かになる」と思っていましたが、本書のおかげでその考えにより確信が持てました。

また、今回は物を持たないことに焦点を当てましたが、このお話は本書のごく一部分にすぎません。

他にも「悪い感情」「不要な人間関係」を持たないことについても書かれています。

興味を持った方はぜひ本書を手にとって読んでみてください。

では最後に、本書から有り難いお言葉を抜粋して終わりにします。

みなさんには、「幸せは自分の中にある」ということに気づいていただきたいと思います。それが、極端に言えば「悟り」ということです。

みんな、仏様やブッダというのは、外のどこかの世界に存在していると思っているわけです。でも、そんな人は、世界中を探してもいないでしょう。(中略)

したがって、自分の理想とするもの、仏様を求めるなら、自分がそれになるしかありません。外にもとめてもだめなのです。なぜなら、自分がどういう人間になりたいかは、自分にしかわからないからです。それには、自分のことをまずわかっていないといけないですし、自分の価値観もきちんと知っていないといけません。

そして、自分の人生にとって本当に必要なものは何なのか?物や人間関係が多いことが、自分にとって本当に幸せなのか?

いま一度、自分に向き合ってみてはいかがでしょうか。

出典:[禅的]持たない生き方

はい、では以上になります、

最後までご清聴、ありがとうございました!

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