この記事は、下記の動画を文字起こしした内容となっております。
こんにちは、こんばんは、TKです。
今回ご紹介するのは、河本 真(かわもと しん)さんの著書「仕事したく「ない」人のための働か「ない」働き方」という本です。
なんと本書はKindleでたった299円で買えるのですが、めちゃくちゃ有益な情報が盛り沢山でした!
これだけの情報を299円で買えるなんて、いい時代になったものです。
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著者の河本さんは、2011年にコンサルティング会社である株式会社FREE STYLEを設立した、社長さんになります。
実は河本さん、週に21時間しか働かないんですよ。
毎日2,3時間だけお気に入りのカフェで働いて、午後からは好きなことをしているそうです。
具体的にはサーフィンやドローンで遊んだり、家族とドライブをしたりして、最高の夕日を眺めながら、妻と最高と未来について語り合う。
そんな毎日を河本さんは送っています。
いやー、羨ましいですよね。
そんな働き方を実践できるのも、働か「ない」働き方を実践しているからなんです。
働かない働き方とは、「働かないでも働いていること、働いている風の行動をやめる働き方」を意味しています。
もちろん、本書を読んだからといって、いきなり河本さんのような暮らしはできません。
しかし、本書の教えをあなたの仕事に取り入れることで、大損する働き方とおさらばすることが可能です。
今回は、5つのテーマについて解説します。
すぐに実践できるものから、非常識と思われる刺激が強めの働き方も用意しました。
特にまだ社会人経験の少ない新卒さんに見ていただけると、これからの働き方を良い方向に導けると思います。
では、1つ目のテーマから見ていきましょう!
① メールチェックは1日1回しかし「ない」
1つ目のテーマは、メールチェックは1日1回しかし「ない」です。
この働き方はあなたの時間とエネルギーにめちゃくちゃ節約しますので、ぜひ覚えておいてください。
実は河本さん、メールは朝の10時半に1回チェックするだけだそうです。
なぜそこまで極端にチェックする回数を減らしているかというと、時間とエネルギーを節約するためです。
まずメールをチェックするたびに時間を消費しますよね。
「メールのチェックなんて数分でできるでしょ」と思われるかもしれませんが、その数分が積み重なって結構大きな時間になるんですよ。
また、メールを確認するたびに「メールの内容に頭が切り替わる」ため、目の前の仕事に集中できなくなります。
結果としてメールに振り回されることになり、脳が疲れてしまうのです。
河本さんは10時半にメールをチェックすると言いましたが、この時間帯にも意味があります。
10時半というのはそこまで仕事をしていない時間帯ですし、朝食から時間も経っていますので、頭が冴えている状態なんですよ。
その頭が冴えているときにメールをすることで、冷静な判断をしつつ返信できるみたいです。
メールってちょっとした表現の違いでだいぶ印象が変わりますからね。
失礼のない文章を書くためにも、頭が冴えている時間帯に返信するのは理にかなっていると思います。
実は僕、メールを心を込めて書かなかったときがありまして、後で文章を見返したら大変なことになっていました。
普通、相手の名前に「さん」とか「様」をつけるじゃないですか。
それをつけるの忘れちゃって、呼び捨ての状態で返信しちゃったことがあります。
あれは結構焦りました…。
僕のような失敗をしないためにも、メールを確認する回数や時間帯はあなたの都合に合わせて決めておくことをおすすめします。
② デバイスの電源をオンにし「ない」
はい、2つ目のテーマは、デバイスの電源をオンにし「ない」です。
実は河本さん、スマホを常に「機内モード」にしています。
「電源はオフにしてないんかい」と思いましたが、まあ細かいことは気にしないことにました。
では、なんでそんなことをしているかというと、スマホに主導権を握られないためです。
僕たちって、大した目的がないのについスマホを見ちゃいますよね。
電車に乗っているとき、トイレに入っているとき、ご飯を食べているとき、そして人と会っているときでさえ僕たちはスマホを見てしまいます。
これじゃスマホを使っているというより、スマホに使われている状態です。
このような状態では、目の前の仕事や人に集中できないですし、余計な情報を見ることで脳が疲れる原因にもなります。
特に河本さんは、「人とのコミュニケーションが減ること」を問題視しているんですよ。
カフェや居酒屋に行くと、お互いにスマホをいじっているグループをたまに見かけますよね。
しかもちょっと確認するというレベルじゃなくて、ずっといじっているんですよ。
そういうグループを見ると、「相手のことを尊重できていないなぁ」という気持ちになりますよね。
なので河本さんは、「デバイスの電源は切っておけ」と主張しているわけです。
まあ、今はチャットやリモートが充実していますから、対面しなくてもコミュニケーションを簡単に取れる時代にはなりました。
とはいえ、やはり対面で取るコミュニケーションには大きなパワーがあリます。
同じ時間と同じ場所を共有している、その事実が信頼関係を築くためにとても大事なのです。
全然知らなかった人だけど一緒に食事したら、すぐに仲良くなったなんて経験、一度はありますよね。
あれはチャットやリモートじゃ実現できないと、僕は思いました。
大きなパワーを秘めた対面のコミュニケーションを無駄にしないためにも、スマホを切ったり機内モードにしたりすることをおすすめします。
ちなみに僕は、「マナーモードにした状態で体から遠ざける」という方法を採用しています。
スマホって体に密着しているだけで気になるので、ポッケに入れておくのもNGです。
ポッケに入れておくと、なんも通知が来ていないのにバイブレーションが起きたように感じる謎の現象が発生することもありますからね。
あれ、怖いですよね。
最低でも「マナーモードにする」「体から遠ざける」この2つは実践してもらえたら嬉しいです。
③ 多動力になりすぎ「ない」
はい、3つ目のテーマは、多動力になりすぎ「ない」です。
この「多動力」という言葉は、ホリエモンの著書からきている言葉になります。
簡単に言うと、「いろんなことにチャレンジしましょう!」という主張をしている本なのですが、河本さんはこれを否定しています。
そもそも本書のテーマは「働かない」ことですからね。
つまり多動力は、本書の真反対にある考えなのです。
また、多動力には大きなデメリットが1つあります。
それは、何事も中途半端になってしまうことです。
いろんなことにチャレンジするというのは、一見カッコいいと思います。
しかし現実的なお話をすると、いろんなことにチャレンジするって結構大変なんですよね。
たしかに、社会に出始めたときは、目の前に魅力的なチャレンジがたくさん飛び込んできます。
「英会話・資格の勉強・ゴルフ・ギャンブル・キャバクラ」いろんな物事を経験したいという衝動が僕たちを襲ってくるのが事実です。
しかし、全てをこなすことなど不可能ですよね。
ここで意識してほしいのは、「やらないことを決めて、残ったものに愛を注ぐこと」なんですよ。
マザーテレサは、こんな名言を残しています。
「大切なのは、どれだけ多くをほどこしたかではなく、それをするのに、どれだけ多くの愛をこめたかです」
はい、この名言聞いてどう思いましたか?
ちなみに僕は、ものすごく共感できました。
物事を厳選するからこそ、愛を持って接することができます。
そして、愛を込めるからこそ結果を出せるんですよ。
「綺麗事言ってんじゃねえよ」と思われたかもしれませんが、これは結構重要なお話です。
例えばジャルジャルさんは、YouTubeで毎日のようにコントをアップしていますけど、あんなの愛がないとできないと思います。
愛があるからこそ、毎日質の高いコントをアップできるのです。
ちなみに僕は「急に話やめる奴」っていうコントがめちゃ好きです(笑)。
説明欄にリンクを貼っておきますので、ぜひ見てください!
すいません、話がそれましたので戻します。
何事も中途半端にならないように、「物事を厳選して、残った物事に愛を込める」という意識を胸に刻んでおいてください。
④ 仕事という言葉を使わ「ない」
はい、4つ目のテーマは、仕事という言葉を使わ「ない」です。
「仕事という言葉を使わないって、どういうこと?」って感じですよね。
このテーマにはちゃんと深い意味がありますので、説明します。
河本さんは、意識的に「仕事」という言葉を排除しています。
理由は、「仕事」という言葉には良いイメージが無いからです。
「忙しい・スーツ・残業・付き合い・命令・単調な作業・上から目線」こんなイメージを「仕事」という言葉から河本さんは感じとっています。
今の言葉の並びを聞いてどう思いましたか?
たしかに、「仕事」ってなんとなく悪いイメージがあるなぁと僕も思いました。
人間の意識はとても繊細ですから、悪いイメージを持つ言葉を多用するだけで、どんどん暗い気持ちになっていきます。
だから、仕事という言葉を使わ「ない」ことは、案外バカにできません。
実際に河本さんは、自分の仕事を「仕組みづくり」「クリエイティブワーク」「未来づくり」と言い換えているそうです。
このように、ちょっとした言葉の言い換えで気分が変わるなんて、人間は面白いですよね。
例えば、「個人事業主」じゃなくて「フリーランス」の方が、なんかカッコいい気がします。
まあ、今の例は河本さんの発想と少しズレるので、あまり気にしないでください…。
あなたがどんな仕事をしているとしても、必ず他に良い表現方法があるはずです。
ぜひ良い表現方法を見つけて、毎日を良いイメージで過ごしてほしいと思います。
⑤ 相手に与え「ない」
はい、5つ目のテーマは、相手に与え「ない」です。
多くの自己啓発本には、「相手に与えなさい」的なことが書かれていますよね。
相手に与えることをテーマとした「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」はベストセラーとなっており、与えることは正しいことのように思えます。
しかし河本さんは、「与える」という言葉に違和感を覚えるそうです。
ただ、与える行為そのものを否定してるわけじゃありません。
「与えようとしても与えられない」そのように河本さんは考えているのです。
例えばあなたが相手のためを思って、「あえて、答えを教えずに考えさせる機会」を与えるとします。
しかし相手はピンチの状態で、「考える機会じゃなくて、今すぐ答えが欲しい!」と思っているかもしれません。
このように「意識的に与えよう」とする行為には、ミスマッチが生じることもあります。
では、どうすればいいのか?
結論を言うと、「与えようと思っていないけど、与えてしまっている状態」になればいいと河本さんは言います。
例えばあなたの職場で、毎日明るく元気に過ごしている人をイメージしてください。
そういう人って、見ているだけでなんかこっちまで元気になりますよね。
別にその人は何かを与えようとしているわけじゃないのに、周りの人に「元気」を与えているのです。
つまりにあなたが毎日、「元気に・誠実に・健康に」生きているだけで、周りに良い影響を自然と与えることができます。
この状態になったら、もう無敵です。
与えようとしていないのに、勝手に回りが「与えられている」と思うわけですからね。
ただ、「元気に・誠実に・健康に」というのはあくまでも一例です。
別に元気が無くたって、他の長所で良い影響を与えている人はいますからね。
ぜひ周りの人に聞くなどして、自分の長所に気づいてほしいと思います。
そしてその長所を活かせる働き方を実践すれば、あなたは勝手に回りから評価される人間になれるはずです。
まとめ
はい、これで「仕事したく「ない」人のための働か「ない」働き方」の解説は以上になります。
では最後に、今回解説した内容をサクッと振り返りましょう。
- ① メールチェックは1日1回しかし「ない」
- ② デバイスの電源をオンにし「ない」
- ③ 多動力になりすぎ「ない」
- ④ 仕事という言葉を使わ「ない」
- ⑤ 相手に与え「ない」
以上5つのテーマを解説しました。
どのテーマもあなたの働き方を良い方向に導いてくれるので、ぜひ参考にしてください。
ただ、今回お話した内容は本書の1部分であり、まだまだ紹介できていないことがたくさんあります。
たった299円で買えますので、興味を持った方はぜひ本書を手にとって読んでみてください。
では、本書を読んで最も心に残った「神の一文」をご紹介して終わりにします。
僕は、こんな時代だからこそ、あえて必要以上に働かないことをオススメしているし、働かない働き方を提案しているのだ。
なぜなら、働くことは、いつでもすぐにできるからである。それよりも、働かないと決めることで、「働く行為」以外で大事なものや重要なことを得ることができるのだから。
はい、以上になります。
ご清聴、ありがとうございました!