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書籍レビュー

【僅かな痕跡を残せればいい】『世界から猫が消えたなら』のあらすじと感想

先日、『世界から猫が消えたなら』を読みました。

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では、著者の情報から述べていきます。

著者

著者は川村 元気さん。

他の有名な作品としては、億男があります。

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川村さんの作品(世界から猫が消えたなら)は初めて読んだのですが、読みやすくて、ユーモアに溢れている作品を書く方なのかなと思いました。

あらすじ

脳腫瘍が見つかって、余命があとほんのちょっとという30歳の青年が主人公です。

「あー、もう俺死ぬなぁ」と思っていたら、なんと、自分と全く同じ姿の男が目の前に現れます。で、その男は悪魔で、何か大切なものを消す代わりに、余命を1日延ばしてくれると言ってくれるんですね。

大切なものを消すと同時に、その大切なものの尊さを改めて実感する。そんな考えさせられるストーリーとなっております。

感想

万人受けする作品だなと思いましたね。

ストーリーは単純明快で分かりやすいですし、読み手に考える間を与える深みもあります。本書が全く合わないという人はそんなにいないでしょう。

まあただ、波瀾万丈系の話が好きな人には、そんなに合わないかもです。しっとりした流れが好きな人にオススメです。

ちなみに、僕はこの本好きです。なぜなら、生きる意味を考えさせてくれる力があるからです。

世界に僅かな痕跡を残せればいい。本書を読んで、そう思えました。

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