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書籍レビュー

【物への愛着が深まります】『海を抱いたビー玉』のあらすじと感想

先日、『海を抱いたビー玉』を読みました。

では、著者の情報から述べていきます。

著者

著者は、森沢明夫さん。

30以上の作品を世に出している方で、その多くが心温まるお話になっている印象です。

印象と言ったのは、今回ご紹介する『海を抱いたビー玉』以外の作品を呼んだことがないからです。

まあタイトルや表紙を見れば、作品の雰囲気は大体わかります。

森沢さんは明らかに心温まる系の作品を多く書いていると思いますので、これから先過去の作品を辿ってみたいですね。

あらすじ

本書の主人公は、「バス」です。

基本的にはリアルな世界を描いているのですが、バスに心が宿っているというファンタジーチックな設定も多少ある感じですね。

そのバスはある親子にこよなく愛されていまして、その愛が実って心を宿したわけです。

ただ、バスはバスなので、喋ったりはできません。

コミュニケーションを取れない辛さ、物として大切にされる幸せ、他の人の手に渡る寂しさ。

そんな多種多様な想いを表現した青春小説です。

感想

「物を大事にしよう」という想いが湧き上がりますね。

この本を読み終わった後は、物に優しくなれると思います。

ただ、なぜかストーリーにはそこまで没頭できなかったです。

物語の舞台が転々とするせいか、人物が多く登場するせいか、僕の頭が追いつかなかった感じですかね。

せっかく良いストーリーを描いてくれているのに、ちゃんと理解しきれない自分がなんか悔しいです。

おそらく僕は本書の良さを、半分くらいしか理解できていないです。

また機会があれば、読み直したいです。