では、本書の感想を淡々と述べていきます。
著者の説明
著者は早川諒さん。
キャッチコピーは「セブ島で0円留学を経営」ですね。
最初これを見た時、「どゆこと?」と思いましたが、調べてみて納得できました。
仕組みを簡単に要約すると、「留学にかかる費用を会社で負担してあげるから、そのかわり学校と同じビル内で経営しているコールセンターで1日4時間お仕事をしてね」というものです。
残りの時間は英会話の授業(会社負担)や他の取り組みに使えるので、「お金が無いけど意欲はある人」にとって良いサービスだと思いました。
早川さんはお金も学歴もなく苦労してきたことから、こういったサービスを提供するに至ったみたいです。
内容
本書は「言葉の重要性」を、経験談を交えながら語っている内容となっております。
なんでこんな本を書いたかと言いますと、人生のターニングポイントで言葉の重要性を良くも悪くも味わってきたからです。
基本的には良いエピソードが大半を占めていますが、「これはキツイなぁ・・・」と思う話もありましたね。
感想
結論から言うと、好きな本ですね。
人生の酸いも甘いも凝縮してくれているので、読み応えがあります。
ちょっとここまで具体的な内容に触れてこなかったので、1つ言葉を紹介します。
僕が「素敵でかつ大事だな」と思ったのが、以下のエピソードです。
僕は、妻に連絡して、現状と、これから沖縄で新規事業を立ち上げることを伝えました。新規拠点を立ち上げるのであれば、僕自身が沖縄に住んで現場に入り立ち上げなければいけない。
なので、沖縄に移住をすること。そして、会社の経営状況から考えても、この沖縄の新規事業立ち上げに失敗したら、もう後がないこと。これらを深刻な面持ちで伝えたのです。
ところが、そんな僕の話を聞いた妻が発したのは、「えー、めっちゃおもしろそう!わたしも行く」という、とても軽いノリの返事だったのです。
もちろん、妻も不安でいっぱいだったに違いないけれど、深刻に話す僕を勇気づけるためにあえて軽く言ってくれたのでしょう。その言葉を聞いて、それまで抱えていた不安がすべて小さなことに思えて、どこかに吹き飛んでしまいました。
引用:4000名を成功に導き、人生を変えた 最強のひと言(p99~100)
素敵な奥様ですよね。
僕は物事の進展って理屈で決まらないと思っているので、このエピソードは凄く刺さりました。
今回は人を勇気づけるような言葉を抜粋してご紹介しましたが、プレゼンやセールスで使える実践的な言葉も収録されています。
興味を持った方はぜひ読んでみてください。