先日、「コーヒーが冷めないうちに」を読みました。
では、本書の感想を淡々と述べていきます。
著者の説明
著者は、川口俊和。
他の著作も調べてみたのですが、全てが同じシリーズものでしたね。
デビュー作の小説が超大ヒットして、その後シリーズ化するなんて、めちゃくちゃ凄いですね。
あらすじ
舞台は、フニクラフニクラというカフェ。
このカフェには1つ不思議な席があるんですね。
どんな席かと言うと、過去に戻ったり未来に行ったりできる席です。
その席に座って、店員がコーヒーを淹れると、過去や未来に行けます。
ただ、過去や未来に行ってられるのは「コーヒーが冷めないうち」だけであり、しかも、何か現実が変わるわけじゃありません。
過去や未来で何をしても、現実には絶対に影響が及ばないというルールになっています。
ただ、それでも過去や未来に行きたい。
そう願う4人の旅人の物語です。
感想
大ヒットするのもうなずける作品でした。めちゃくちゃ良いです。
過去や未来に行っても、現実はなんも変わらないんですよ。
だけど、行った人の心境に変化はあるわけで、そこが当作品のテーマとなっております。
表面的な物事ばかりじゃなくて、内面を大切にした過ごし方をしていきたいと思えました。