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書籍レビュー

【書籍】好きなことしか本気になれない「要約・感想・お得に読む方法」を徹底的にまとめました【理論は感情に勝てない】

悩む人
悩む人
  • 「好きなことしか本気になれない」の要約・感想を知りたい
  • 「好きなことしか本気になれない」をお得に読む方法を知りたい

こんな悩みに答えます。

書籍名 好きなことしか本気になれない。
著者名 南章行(みなみ あきゆき)
出版日 2019/8/29

 

あらすじ

なぜ「好きなことしか本気になれないのか?」その答え原点は、MBA時代のある出来事にあった…。ココナラの社長「南章行(みなみ あきゆき)」による、人生100年時代を生き抜くための指南書!

目次

  • 第1章 人生100年時代、確実に変化すること
  • 第2章 成長は「意思決定の数」に比例する
  • 第3章 セルフリーダーシップで動き続ける
  • 第4書 自分のストーリーで生きていく
  • おわりに 「ココナラ」の使命と野望

「好きなことしか本気になれない。」には、人生100年時代を自分の力で生き抜くための方法が凝縮されてます。

「今の仕事の他に、チャレンジしたいことがある!」という野心を持った方に読んでほしい本ですね。

では、「好きなことしか本気になれない。」の「要約・感想」を書いていきます。

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好きなことしか本気になれない。の要約

今回は「好きなことしか本気になれない。」の中から、以下の2点を要約して解説します。

  • なぜ好きなことしか本気になれないのか?
  • 「個人の力」を構成する3つの要素とは?

では、それぞれ見ていきましょう。

なぜ好きなことしか本気になれないのか?

なぜ好きなことしか本気になれないのか?

結論を言ってしまうと、人は感情を元に行動する生き物だからです。

南さんはオックスフォード大学でMBAを取得するのですが、そこである光景を目にします。

ある授業で大手石油会社の人の話を聞く機会があって、その人が「自分たちはアフリカでこんな事業を展開して人道支援も行っている」というまっとうな内容のお話をしたんですね。

ところがその話を聞いていたあるアフリカ人生徒が「いったい何を言っているの!たとえ今いいことをしたとしても、私たちの国のリーダーを死に追いやったあなたたちのことは、一生ゆるさない」と、泣きながら講義したそうです。

その石油会社がアフリカでどんなことをしたかはわかりませんが、過去に大きな過ちを犯したことによって、今理屈の上ではいいことをしていても、アフリカ人からしたら、その話は受け入れられないという事態になってしまいました。

冷たい言い方をしてしまうと、アフリカ人生徒がとった行動は合理的ではありません。

今ここで石油会社の人を避難したって、なんにもいいことはありませんからね。

でも、これが人間の本質ではないでしょうか?そこに合理性がなくても、感情のスイッチが入れば、人は大きなエネルギーを持って行動することができるのです。

 

例えば好きでもない仕事を1日8時間こなすのって疲れますよね?でも、大好きなゲームなら8時間やっていても疲労感は少ないはずです

なぜならそこには「好き」という感情が根底にあるからです。

先ほど紹介したお話はどちらかというと、ネガティブな感情のお話でしたが、要するにここで言いたいことは、「理論は感情に勝てない」ということです。

 

どんなに理論が完璧でも、好きなことでなければやりたくないですよね。

逆に、理論なんてなくても、好きなことであればやりたいと思うはずです。

「個人の力」を構成する3つの要素とは?

今までは終身雇用が保証されていたので、まともな会社に入れば将来は安泰という世界でした。

しかし、終身雇用が崩壊しつつある今、自由度は高まりましたが、不安定さも増したと言わざるをえません。

そこでこれから必要になってくるのは「個人の力」です。

個人身雇用が崩壊しつつある現状を乗り越えるため、そして好きなことで生きていくためにも、個人の力は不可欠な要素です。

「でも、個人の力って言われても、具体的に何を指しているのかよくわからない」と文句を言いたくなったと思います。

大丈夫です、ご安心ください。南さんが個人の力を3つの要素にわけてわかりやすく解説してくれています。

その3つの要素をこれから解説していきます。

個人の力を構成する要素①スキル

まず1つ目が、「スキル」です。

「だからスキルって言われても、抽象的すぎてわからないんだけど」と思われたかもしれません。

ですがここで言うスキルとは「抽象的」なものなので、よくわからないという感想を持っていただければOKです。

どういうことか?

ちゃんと説明すると「一つのスキル依存するのではなく、複数のスキルを持ったり、新たなスキルを獲得し続ける」というマインドに切り替えましょうということです。

安定志向に陥りがちな人は「食いっぱぐれないスキル」を追い求めて努力する傾向があります。

食いっぱぐれない職業の代表例としては医師、弁護士、税理士、公務員なんかがよく上げられますよね?

たしかに、これらの職業につくことができれば、一生仕事には困らなそうなイメージは僕にもあります。

ですが、未来のことなど誰にもわかりませんよね?

 

いわゆる士業と言われる仕事だって、いつ効率化が進んで人間の介在する余地が少なくなるかなんてわかりませんし、公務員だって、テクノロジーの波によって必要ではなくなる可能性すらあります 。

したがって「一つのスキル依存するのではなく、複数のスキルを持ったり、新たなスキルを獲得し続ける」というマインドが必要になるのです。

個人の力を構成する要素②価値観

2つ目の要素は「価値観」です。

南さんは本書の中で「自分の過去を正当化しようとする理由は、自分の価値観がわかっていないからだ」という言葉を残しています。

すこしわかりにくかったかもしれないので、この言葉を深堀りしていきます。

例えばあなたが弁護士になるために猛勉強したけど、結局失敗して弁護士になれなかったとします。

もしあなたの中に明確な価値観が無ければ、「弁護士になるための勉強期間」を正当化したいあまりに、なんとか弁護士の勉強と関連する仕事に就こうとしてしまいます。

要するに、過去に縛られて視野が狭くなってしまうのです。

しかし弁護士になるために猛勉強した理由が「困っている人を助けることが自分の生きる意味なんだ」という価値観に基づいたものだったどうでしょうか?

たとえ弁護士になれなくても、困っている人を助ける方法なんていくらでもありますよね?

つまり何が言いたいかというと「明確な価値観を持っていると、過去に縛られずに、視野を広げることができる」ということです。

個人の力を構成する要素③セルフリーダーシップ

個人の力を構成する3つ目の要素は、セルフリーダーシップです。

急に横文字をぶち込まれたので、ちょっと怯んだかもしれませんが、わかりやすく言うと「目標を自分で設定し、課題も自分で見つける力」のことです。

なぜ、セルフリーダーシップが必要になるかと言うと「自分で決めるという権利を最大限に活かすため」です。

何もかも自分で決めなければいけないというは、なかなかシビアな意見だと感じたかもしれません。

しかしそれは裏を返せば「なんでも自分で決めていい」ということなんです。

一昔の世界であればトップの言うことを素直に聞いて、バリバリ働くことほうが効率は良かったんだと思います。

 

とにかく愚直に働けば結果がでる時代でしたからね。

 

しかし、今やその考えは通用しません。物質的な豊かさが満たされた今、次に求められるのは精神的な豊さなんて言われています。

物質的な不足っていうのは、解決するのは簡単なんですね。

なんでかと言うと、解決する方法がほぼ決まりきっているからです。

 

たとえば食料が長期的に保存できなくて困っている人には冷蔵庫を与えればいいですし、洗濯にかかる時間が膨大で困っている人には洗濯機を与えればいいですよね。

なので、単純に不足しているものを大量に作らせれば、それで儲かることができました。

しかし今はどうでしょうか?精神的な不足を満たすものなど、人によってそれぞれで簡単に解決することはできません。

 

要するに「正解がわからない時代」がすでに到来しているということです。

 

そのような時代では、ただただ上の言うことを聞く人間は、新たな価値を生み出すことが難しくなってしまうのは当然です。

そんなときに必要になるのがセルフリーダーシップです。

「自分で考え自分で決める」この能力を高めることができれば、正解がわからない時代でも、自分らしく乗り越えていくことができます。

好きなことしか本気になれない。

好きなことしか本気になれない。の評判は?

「好きなことしか本気になれない。」は世間でどのような評価を得ているのか?

Twitterから、世間の声を3件ピックアップしました。

自分のを知るキッカケになったり、苦しさから開放されたりと、読み手によって得たものは様々だったようです。

好きなことしか本気になれない。を読んだ感想

「好きなことしか本気になれない」という言葉の重みがしっかりと伝わってきました。

なぜなら、南さんの壮絶なキャリアを元に生み出された言葉だからです。

もし僕がこの働き方をしていたら、即飛んでしまうと思います。南さんも一時期は頑張れたようですが、これを一生続けるのは無理だと悟ったそうです。

働き方が多様化してきた現代にピッタリの本でしたね。

柔軟にキャリアを変えていきたい人は、本書を読んで、刺激とノウハウを得ることをオススメします。

好きなことしか本気になれない。とあわせて読みたい、関連書籍

「好きなことしか本気になれない。」とあわせて読みたい関連書籍は以下のとおりです。

それぞれ解説します。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

アンドリュー スコット

 

あらすじ

寿命100年時代、あなたはどう生きますか? 新しい人生戦略を提示した『LIFE SHIFT』が14万部のヒット

過去200年間、人の平均寿命は伸び続けてきた。そこから導かれる予測によれば、2107年には主な先進国では半数以上が100歳よりも長生きするのだという。

すると、80歳程度の平均寿命を前提に〈教育〉〈仕事〉〈引退〉の3段階で考えられてきたライフコースは抜本的に考え直されなければならない。

そんな難題に英国の経営学者と経済学者のコンビが正面から向き合った本が、ハードな内容をものともせず、ベストセラー街道を邁進中だ。

引用:週刊文春2017.06.01号

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

仕事2.0 人生100年時代の変身力

 

あらすじ

一つの会社で一生を終えることはもはや不可能。
究極の個人戦を生き抜く、新しい働き方とは――。
過去を捨て、変身し続ける勇気を持て。

長寿化の流れとともに、「教育→仕事→引退」と人生が3ステージだった時代は終わりを告げ、仕事がずっと続く「生涯現役時代」に突入。

企業寿命も短命化し、終身雇用という概念が崩壊しかけています。

これまでの働き方が「仕事1.0」だとしたら、これからは「仕事2.0」へ。

引用:Amazon

仕事2.0 人生100年時代の変身力

 

以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。