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書籍レビュー

【こんがらがる】「白ゆき姫殺人事件」を読んだ感想

先日、「白ゆき姫殺人事件」を読みました。

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では、本書の感想を淡々と述べていきます。

著者の説明

著者は、「湊 かなえ」さん。

おそらく「告白」が一番有名な作家だと思いますが、読んたことないので、いつか読んでみたいですね。

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あらすじ

化粧品メーカーの美人社員「三木典子」が何者かに殺されてしまうところから、物語はスタートします。

その事件の真相を追うためとして、赤星という記者がいろんな人間に取材しに行きます。

ただ、取材すればするほどいろんな情報が錯綜してですね、だんだん何が真実かわからなくなってくるところが、本書の見どころです。

感想

結論から言うと、読んでいてかなりこんがらがりましたね。

赤星はいろんな人に取材しにいくんですけど、それぞれが思い思いに喋るので、何がなんだかわからなくなります。

でも、それがリアルな実体なような気もしますよね。世の中には無数の情報が出回っていますけど、いずれの情報も正確性なんて保証されていません。

SNSや掲示板の書き込みなんてデタラメなのが普通ですし、信用できそうな人の発信でも真っ赤な嘘であることは珍しくありません。

本書はオチらしいオチはないんですけど、「世の中にはデタラメな情報が出回っているし、そのデタラメな情報で人は思考を形作っている」というリアルを見せつけてくれます。

リアルな社会派のストーリーが好きな人は、ハマる作品かと思います。

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