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書籍レビュー

【恐怖と切なさが押し寄せる】ラバー・ソウルを読んだ感想

先程、ミステリー文学の本棚のあべしぃさんが紹介していた「ラバー・ソウル(著者:井上夢人)」を読了しました。

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どんな話かと言うと、ストーカー男の話ですね。ストーカー行為の内容はめっちゃ重たくて、人によっては精神的にきつくなるかもしれません。

ストーカーの名前は、鈴木誠です。鈴木誠は美縞絵里というモデルに惚れ込んでしまい、彼女のことを執拗に監視する日々を送ります。

鈴木誠は生まれつき容姿が悪くて、そのせいで人と上手く接することがほぼ不可能な人間として描かれています。その描写がより一層、鈴木誠によるストーカー行為を醜悪なものに感じさせます。

基本的には不愉快な描写が続くのですが、最後の最後に切ない展開が訪れます。その切なさが僕はめっちゃ好きで、読んで良かったと思えました。

切なさを求めている方はぜひ読んでみてください。

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