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書籍レビュー

【あなたも必ずできる】もう内向型は組織で働かなくてもいい:内向型の強みを活かす人生を歩んでいきましょう

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今回ご紹介するのは、堤ゆかりさんの著書「もう内向型は組織で働かなくてもいい」という本です。

本書は、「内向型」という一見ネガティブな性格を強みとして捉えつつ、組織で働かない人生への道標を指し示してくれる内容となっております。

あなたは、「内向型」と聞いたとき、どんなイメージが浮かぶでしょうか?

内向型の意味を調べてみると、「心的エネルギーがおもに自己の内面に向かい、外部の人物や事物に対して消極的であるために、実行力に乏しく孤独な傾向を示す性格」と出てきます。

消極的とか、実行力に乏しいという表現をみると、なんだか内向型が悪い性格のように思えてきます。

実際、この定義に当てはまる人は多いと思いますし、もしかしたらあなたも、この内向型の性格に悩む1人の人間かもしれません。

しかしですね、内向型は決して悪い性格なんかじゃないんです。

内向型が悪く見えるのは、悪い側面しか見ていなかったり、世の中が内向型を否定する環境であったからなんですよ。

ただ、内向型には良い側面も当然ありますし、世の中に適応できる環境が整いつつあります。

以上の話を踏まえて今回は、内向型の良い側面や、内向型の特徴を活かした働き方を解説していきます。

この動画を最後まで見ていただければ、内向型で悩む気持ちを解消できますし、内向型を活かした働き方を目指すキッカケを掴めるはずです。

具体的には、以下3つのテーマで解説を進めていきます。

  • ① 内向型とは?
  • ② 内向型を活かした働き方
  • ③ 内向型の方に送るエール

では、1つ目のテーマから見ていきましょう!

① 内向型とは?

まずは、内向型について詳しく見ていきましょう。

内向型ってなんだか悪いイメージを持たれがちなのですが、明確に定義すると、「自分の内側に興味のベクトルが向きやすい」というだけなんですよね。

じゃあなぜ、自分の内側に興味のベクトルが向きやすいだけで、悪いイメージを持たれるのでしょうか?

理由は、教育や世間が外向き型を良しとする風潮があるからなんです。

例えば学校では、「友だちをたくさんつくって、みんなで一緒に遊びましょう」とか、「積極的に手を挙げて発言しましょう」という教育を僕たちは受けてきました。

そして、その教育を素直に実行できる子が大人たちから認められるので、外向的な人が良しとされる意識が子供の頃から根付いていきます。

そして社会人になっても、その意識は変わりません。

積極的に人脈を広げたり、積極的に発言する人が、仕事のできる人という評価を受けます。

dodaエージェントサービスが行った調査によると、企業が人材に求める人物像の第3位に「外向性」がランクインしたようです。

しかも1位は、「積極性」です。

はい、明らかに外向性が評価される世の中となっていますが、もちろん、外向性が強い人が仕事ができるのは事実だと思います。

仕事をする上でいろんな人の協力を得たり、思ったことを発言する積極性は大事ですからね。

しかし、外向性が強いことにはデメリットもあります。

例えば外交型の人はすぐに行動する傾向があるので、余計なことをしてしまい効率が下がったり、防げたはずのミスをしてしまうこともあります。

このように、外向型には良い側面もあれば、悪い側面もあります。

そして、良い側面があれば悪い側面があるのは、内向型も一緒です。

内向型の人は行動は遅くなる傾向がありますが、じっくり物事を考えられるという強みがあります。

つまりここで言いたいのは、「内向型と外向型に優劣があるわけではなく、活かせるスキルに違いがあるだけ」ということです。

そもそもなのですが、人間の約50%が内向型と言われています。

つまり、内向型なのは悪いことでもないし、めちゃくちゃ普通のことなんですね。

ただ、外向型が評価されやすいから、内向型であることを隠している人が多く、内向型の人が世の中にたくさんいることに気が付きにくいだけなのです。

はい、ここまでのお話を聞いてもらえれば、内向型に悩む気持ちも少しは楽になったと思います。

では次に、本書のメインパートである「内向型を活かした働き方」のお話をしていきます。

もしあなたが今内向型であることに悩んでいるのであれば、それは、内向型を活かせる働き方ができていないからかもしれません。

先程も言いましたが、内向型には良い側面もあれば悪い側面もあります。

そして、内向型で悩む多くの方が、悪い側面を使わざるを得ない環境で働いている可能性が高いのです。

では早速、内向型の強みを活かせる働き方を見ていきましょう。

② 内向型を活かした働き方

まず結論から言うと、本書は「組織で働かないこと」を提案しています。

内向型の人は大人数の方と臨機応変に働くのが困難に感じる場合が多いので、それなら組織を抜けちゃおうということです。

そして、内向型の人はじっくり物事を考えるのが得意な場合が多いので、個人で働くのに適した性格だと言えるでしょう。

ただ、組織で働かないという言葉に、拒否反応を示す人は多いと思います。

ほとんどの方は、何かしらの組織に属してお金を稼いできたと思いますので、個人で稼ぐイメージがなかなか持てないですよね。

もちろん、個人で稼ぐことが簡単とは言いませんし、今すぐ会社を辞めろという極端なことを言うつもりもありません。

なのでまずは、今から紹介すること押さえつつ、「副業」という形で取り組んでほしいと思います。

では、個人で稼ぐための3つのポイントをご紹介します。

1つ目が、「どんな悩みを解決できるか」です。

仕事とは価値を提供したり、悩みを解決したりすることで成り立ちますよね。

なのでまずは、「自分はどんな悩みが解決できるか?」ということを把握する必要があります。

ただ、多くの方はここで諦めてしまうのが現実です。

なぜ諦めてしまうかと言うと、「自分には何の悩みも解決できません…」と思い込んでしまうからです。

ただ、正直に言わせてもらうと、この世にある悩みを1つも解決できない人なんて、僕はいないと思っています。

そもそも悩みには、小さなものから大きなものまで様々ありますよね。

そして小さな悩みであれば、あなたにも必ず解決できます。

ちょっとした実績や経験があればそれでいいんです。

例えば僕は、小論文の書き方を教えるブログを運営していますが、ブログを始めた当初は大した実績なんてありませんでした。

作成当初に持っていた実績は、「大学入試の合格」だけです。

冷静に考えれば、小論文を利用して大学に入った人など、この世いくらでもいますよね。

ただ、初心者の方からすれば、その実績で十分悩みを解決できるんです。

あなたにも、今までの人生で時間を費やしてきたこととか、人よりちょっと得意なことがありますよね。

ほんとに、それくらいの感覚で大丈夫です。

あなたの経験やスキルを必要としている人は、絶対いるんですよ。

まずは、人よりちょっと得意なことを洗い出してみてください。

2つ目が、「どんな人が悩んでいるか」です。

自分のスキルを欲している人は、どんな人物像なのかを把握します。

小論文の書き方で悩んでいる人であれば、入試を控えた高校生や昇格論文を控えた社会人が考えられます。

なぜ人物像を想像する必要があるかと言うと、相手が変わると教える内容に違いが出てくるからです。

例えば同じ小論文でも、高校生と社会人じゃ教える内容が変わってきます。

相手が高校生であれば、過去問対策の話も教えた方がいいと考えられます。

相手が社会人なら、会社の課題を踏まえる重要性を教えた方がいいなと考えられます。

このように、人物像をイメージすることで、より価値のあるサービスを提案できるようになるのです。

3つ目が、「あなたのサービスを利用すると、どんな未来が待っているか」ですね。

サービスを求める人は、当然、求めるゴールがあります。

小論文の書き方を知りたい高校生であれば、「入試に合格したい!」というゴールがありますよね。

そして、このゴールをイメージさせられると、サービスを利用してくれる可能性が高まるのです。

例えば単に、「小論文が書けるようになります」と言われても、サービスを利用した後のゴールが見えてきません。

しかし、「合格レベルの小論文を書く方法を教えます」だと、「このサービスの利用で合格というゴールを得られる!」と思うようになります。

はい、ここまで3つのポイントを確認してきました。

もう一度振り返ると、

  • どんな悩みを解決できるか
  • どんな人が悩んでいるか
  • あなたのサービスを利用すると、どんな未来が待っているか

以上3点を押さえることを説明してきました。

もう一度言いますが、必要となるスキルや経験なんて本当に小さなものでも大丈夫です。

先程は小論文の例を交えながらお話ししてきましたが、僕の実体験から話すと、もっと簡単な経験を交えた情報発信からお金を稼げた経験もあります。

それは、レビュー記事ですね。

Kindleという電子書籍用タブレットを買って、使った感想をブログに書いて公開したら、その記事からKindleが買われ、収入が発生するようになりました。

その記事を見る人は、「Kindleの使い心地を知りたいなぁ…」という悩みを抱えている人と想定していたので、素直に使い心地を書いただけです。

物やサービスを利用して、その感想をブログやYouTubeで発信することなら、今すぐあなたにもできますよね。

参考として、Kindleのレビューを書いた記事を貼っておきますので、実際に見てみてください。

【本音】Kindle Paperwhite・感想を徹底的にレビューします【結論:寝る前の使用が最高】・Kindle Paperwhiteのレビューを知りたい・Kindle Paperwhiteって自分にあっているかな? こんな疑問に答えます。 ...

何にも高度なことはやってないのが、一目でわかると思います。

しつこく何度も言いますが、求められるスキルや経験は大きなものばかりじゃありません。

なので、自信を持って情報発信したり、サービス提供を行ってほしいと思います。

もちろん、結果が出るまでには時間も根気も必要になります。

僕は副業で月1万円稼ぐのに、1年かかりました。

ただ、その経験をキッカケとして、今はフリーランスとして働けています。

大事なのは、一歩踏み出す勇気です。

では最後に、内向型の強みを活かして働きたいけど、なかなか勇気が出ないあなたにエールを送ってこの動画を締めたいと思います。

③ 内向型の方に送るエール

ではここから、挑戦したいけど勇気が出ない人にエールを送ります。

ここまでの話を聞いても、「副業に挑戦して失敗するのが怖いです」と思う方はいると思います。

もちろん、その気持ちはすごく理解できます。

できることなら失敗したくないし、失敗したら傷つくし、自信がなくなるし、そこにかけた時間がもったいなく感じるかもしれません。

ただ、著者の堤さんは、「失敗しないようにできることだけをやっていたら、人生は変わらない」と言います。

少々厳しいお言葉ですが、これは事実だと思います。

そもそもなのですが、副業を始めたか必ず何かしらの失敗はするものです。

どんなことでも言えますが、成功ばかりしているように見える人は、失敗した部分を隠しているだけです。

チャレンジして、結果として全てが上手くいくなどあり得ません。

ただ、誰もが失敗していると知っても、やはり失敗は怖いものです。

そんなときに思ってほしいのは、「内向型の武器である考える力がマイナスに働きすぎてるなー」ということですね。

まずは自分の状態を客観的に見るだけでも、心はだいぶ軽くなりますよ。

また、紙に思考を書き出す方法もおすすめです。

不安に思っていることを、紙にバァーッと書き出すだけで、頭の中はスッキリします。

そして次に行ってほしいのが、不安が的中した時の未来を考えることです。

書き出した不安が的中しても、取り返しのつかない事になる場合って、実はほとんどありません。

このように、紙に書き出しながら考えると、思った以上に大げさに不安を膨らませている自分に驚くはずです。

強調しておきますが、失敗は決して悪いことじゃありません。

失敗から得られる教訓があると考えることで、失敗は「経験値」という名前に変わります。

こう考えれば、むしろ失敗を積み重ねるのはお得に感じるかもしれません。

まずは副業という小さな範囲で始めてみれば、とんでもない失敗をすることはありません。

ぜひあなたの経験やスキルを活かして、内向型を自信に変えられるようになってほしいと思います。

まとめ

はい、これで「もう内向型は組織で働かなくてもいい」の解説は以上になります。

ではまとめとして、今回ご紹介した内容をサクッと振り返りましょう。

  • ① 内向型とは?→「自分の内側に興味のベクトルが向きやすい」という単なる性格のことと説明しました
  • ② 内向型を活かした働き方→どんな悩みを解決できるかを考えることがポイントと説明しました
  • ③ 内向型の方に送るエール→失敗は必ずする。失敗を経験値と捉えようとエールを送りました

はい、今回のお話、いかがでしたでしょうか?

そもそも人間の50%が内向型ということを知れただけでも、内向型で悩む気持ちが薄れたと思います。

また、ブログやYouTubeなどの発達によって、個人でも気軽に稼げる時代になってきましたので、「個人で稼ぐ選択をするのはもう普通の事なんだ」と思ってもらって大丈夫です。

物凄くしつこく言いますが、個人で稼ぐのに必要なのは一歩踏み出す勇気だけです。

圧倒的なスキルなどいりません。

内向型で1人の時間をじっくり使える方であれば、個人で稼ぐことは必ずできます。

また、今回お話した内容は本書の1部分であり、まだまだ紹介できていないことがたくさんあります。

本書には、より詳しい副業への取り組み方が解説されており、内向型でかつ副業を始めたい人に、とても有益な内容となっております。

興味を持った方はぜひ本書を手にとって読んでみてください。

はい、今回の解説は以上になります。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。