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書籍レビュー

【超ヤバい病気】糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた:糖尿病のヤバさは知っておいたほうがいいと確信しました【解説】

この記事は、下記の動画を文字起こしした内容となっております。

 

今回ご紹介するのは、ホリエモンの著書「糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた」という本です。

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糖尿病に関する基礎的な知識から、最新治療に関するアップデートされた情報がまとまった1冊となっております。

糖尿病、あなたも一度は聞いたことありますよね。

なぜ今回糖尿病についての本を取り上げたかと言うと、糖尿病をヤバさをぜひ知ってもらいたいと思ったからです。

本書も、まさにそういった想いによって作成されました。

本書の著者は、あのホリエモン。

後々詳しく説明しますが、糖尿病はめちゃくちゃヤバい病気なんですよ。

ぜひ今回の動画で解説する情報をインプットしていただいて、糖尿病への対策を考えるキッカケにしてほしいと思います。

具体的には、以下のテーマで解説を進めていきます。

  • ① 糖尿病とは?
  • ② 糖尿病がヤバいと言われる3つの理由
  • ③ 糖尿病の予防法とは

では、1つ目のテーマから見ていきましょう!

① 糖尿病とは?

糖尿病とは、「膵臓から分泌されるホルモンのインスリンが十分に働かないために、血液中のブドウ糖が増える病気のこと」を言います。

そして、血液中のブドウ糖が増えることによって、様々な支障をきたすようになります。

  • 動脈硬化
  • 免疫力の低下
  • 脱水症状
  • 失明
  • 足の壊疽
  • 脳梗塞

以上のような症状を引き起こす可能性があります。

はい、なかなか重い病気が多くて怖いですよね。

また、実は糖尿病は4つの種類があります。

その4種類とは、以下の通りです。

  • 1型糖尿病
  • 2型糖尿病
  • 妊娠糖尿病
  • その他の原因による糖尿病

1型糖尿病は、膵臓にあるβ細胞という細胞が破壊されてインスリンが分泌できなくなる糖尿病のことです。実はこの1型糖尿病、現在は有効な予防策がないみたいです。原因もよくわかっておらず、おそらく遺伝が原因らしいと言われています。

2型糖尿病は、インスリンが出にくくなる「インスリン分泌不全」や、インスリンが出ているのにちゃんと効かなかったりする「インスリン抵抗性」が原因で発症する糖尿病です。実は日本人の糖尿病患者の95%が、この2型糖尿病にあたります。したがって、皆さんが考えるべきは、この2型糖尿病への対策ということになります。

妊娠糖尿病は、妊娠をキッカケとして発症してしまう糖尿病のことです。出産後に治る場合が多いのですが、治らずに糖尿病に苦しみ続ける人もいます。発症する仕組みは、胎児に多くの糖を供給するため、胎盤からインスリン抵抗性を増すホルモンが分泌されるからと考えられています。

その他の原因による糖尿病は、あらゆる病気や薬の副作用によって発症する2次性糖尿病や、遺伝子異常を持っていることで発症するものです。

はい、以上が糖尿病の4種類ですが、基本的には2型糖尿病への対策を考えることになると覚えておいてください。

また、残念なお知らせですが、僕たち日本人は欧米人に比べて糖尿病になりやすい体質らしいです。

アメリカ人って、もの凄く太った人がたくさんいますよね。

なぜあそこまで太れるかというと、インスリンの分泌能力が優秀だからです。

僕たち日本人はインスリンを分泌する能力が、アメリカ人ほど強くありません。

したがって、過剰な食事を取るとそれに見合うだけのインスリンを分泌できず、めちゃくちゃ太る前に糖尿病になってしまうのです。

だから僕たちは、欧米の人に比べてより糖尿病に気を使った生活をしなければいけないんですね。

はい、以上が糖尿病の超基礎知識となります。

ここでは、

  • 糖尿病は生活に大きな支障をきたすこと
  • 糖尿病には4種類あり、95%の人は2型糖尿病に該当すること
  • 欧米人に比べて日本人は糖尿病になりやすいこと

この3点を押さえてもらえればOKです。

では次に、なぜ糖尿病がヤバいと言われるのか?

その理由を解説していきますね。

なお、ここからお話しする理由はとても重要な内容ですので、ぜひ脳裏に焼き付けてほしいと思います。

② 糖尿病がヤバいと言われる3つの理由

ここからは、糖尿病がヤバいと言われる理由を3つお伝えします。

1つ目の理由が、初期症状がほとんどないからです。

これが、糖尿病がヤバいと言われる1番の理由でして、ホリエモンが特に伝えたい理由でもあります。

どんな病気も何らかの初期症状がありますから、異変を感じたらすぐに対処することができますよね。

しかし、糖尿病は初期症状がないので、重症化するまでなかなか気がつけないんですよ。

重症化すると、

  • 喉が渇く
  • 尿の量が多くなる
  • 尿の匂いが甘く感じる
  • 疲れやすくなる

といった症状が出るのですが、実はこの症状が出てからではもう遅いんですよ。

なので健康なうちに、糖尿病にならない生活を心掛けなければいけないんですね。

では、以上のお話を踏まえた上で2つ目の理由を解説します。

2つ目の理由が、糖尿病は完治しないからです。

初期症状もなくてさらに完治しないなんて、なかなかヤバいですよね…。

はい、ちょっと不安になってきたかもしれませんが、後で予防法についてもお話しするのでご安心ください。

では、なぜ糖尿病は完治しないのでしょうか?理由は、一旦機能を失った膵臓を元の状態に回復させることはできないからです。先ほど説明したように、インスリンが出にくくなったり、効きにくくなることで糖尿病は発症します。インスリンが出にくくなるのは、膵臓の機能低下が原因なのですが、一旦機能が低下すると、もう元の状態には回復できないそうです。ただ、インスリンが効きにくくなる原因に関しては、生活習慣を改善すればある程度良くなります。しかし、「糖尿病になりやすい体質」は変えることができないので、元の生活習慣に戻れば、また糖尿病になってしまう可能性は高いのです。

3つ目が、人工透析の負担が大きいからです。

人工透析とは、腎臓の働きの一部を人工的に行う治療になります。糖尿病が原因で腎臓の機能が低下し、体内の老廃物・余分な水分や塩分を尿として排出することができなくなる場合があります。そうなった場合、人工透析で体内の老廃物・余分な水分や塩分を取り除く必要があるのです。

では、この人工透析のどんな部分の負担が大きくなるのでしょうか?それは、費やす時間です。人工透析には1回なんと4〜5時間も掛かります。そんな治療を、週に3回のペースで行う必要があります。

はい、もう想像するだけで結構しんどいですよね…。病院通いの生活を一生続けなければいけないわけですから、精神的にも肉体的にも大変なのは間違いないです。

はい、ではいまご紹介した3つの理由をサッと振り返ります。

  • 初期症状がほとんどないから
  • 糖尿病は完治しないから
  • 人工透析の負担が大きいから

はい、この理由を見ていただければ、糖尿病のヤバさがわかってきたと思います。

ただ、このヤバさを理解していない人がまだまだ多いのが現状です。

ぜひ糖尿病のヤバさを知ったあなたは、これから糖尿病にならないように全力で予防したり、知人に糖尿病のヤバさを伝えてほしいと思います。

ただ、ここまでの説明だけだと、糖尿病の予防法がわからないですよね。

したがって最後は、糖尿病の予防法について解説していこうと思います。

③ 糖尿病の予防法とは

結論から言うと、糖尿病を予防するには、「食事・運動・睡眠」の質を高めることがカギとなります。

今回は本書の中から、簡単に実践できるものをそれぞれピックアップして解説しますので、ぜひ生活に取り入れてみてください。

ではまず、食事のお話から解説します。

糖尿病予防に有効なのは、「オリーブオイルをかけた野菜を最初に食べること」です。

なぜこの食べ方が有効かと言うと、食後の血糖値の急上昇を抑えてくれるからです。

あなたは、「ベジファースト」という言葉を聞いたことありますか?

これは、「野菜を最初に食べると、食物繊維の働きによって血糖値の急上昇を抑えてくれる」という発想を元として生み出された食事法です。

ただ、ベジファースト効果の元となった論文を見ると、サラダにオリーブオイルのドレッシングが使われており、そのオリーブオイルも血糖値の急上昇を抑える働きに関わっていると考えられています。

実際に食物繊維と血糖値の関連性に疑問を持った、岐阜大学大学院医学系研究所の矢部大介さんはこんな研究を行いました。

実験の参加者にキャベツを食べてもらって、その後ご飯を食べてみたところ、かなりの量を食べないと血糖値の上昇を抑えられないことが明らかになりました。

実験の参加者からは、「僕らはウサギじゃないんですよ」と怒られたみたいです(笑)。

したがって、単にサラダを食べるだけでなく、オリーブオイルとセットでサラダを食べることをおすすめします。

はい、では次に運動のお話を解説します。

糖尿病予防に有効なのは、「有酸素運動をすること」です。

なぜ有酸素運動が良いかというと、血糖値を下げてくれることに加えて、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効きを良くしてくれるからです。

ちなみに有酸素運動とは、ウォーキングとか軽いジョギングのように、呼吸を十分に整えて行うことができる運動のことを意味しています。

ただ、有酸素運動を定期的に生活に組み込むのって、ちょっと面倒くさいですよね…。

しかし、そこまで多くの時間を割かなくて良いのでご安心ください。

東京都済生会中央病院の河合俊英医師によると、週に30分の有酸素運動でも効果はあるそうです。

河合医師のお話によると、土日のどちらかに30分のウォーキングを続けると、8年で糖尿病のリスクが約40%減少した欧米の研究があります。

たった週に30分のウォーキングだけでも糖尿病のリスクを下げられるのなら、やらない手はないですよね。

まあよく考えたら、電車通勤の方なら、自然と週に30分のウォーキング時間を確保できていると思います。

なので、電車通勤の方はそれほど意識するお話じゃないかもしれません。

ただ、車通勤の方は歩く時間が少なくなっていると思いますので、意識してウォーキングする時間を確保してほしいと思います。

はい、最後に睡眠のお話を解説します。

結論から言うと、「7~8時間の睡眠時間を確保すること」が糖尿病予防に有効です。

2005年、アメリカの内科学科雑誌に、睡眠時間と糖尿病の関係を調べた研究結果が掲載されました。

その研究によると、7~8時間の睡眠時間が最も糖尿病になるリスクが低く、5時間以下が最も高いですが、9時間以上もリスクが高くなることが明らかになりました。

要するに、睡眠時間は少なくても多くてもダメで、適度に取らなければいけないということです。

ただ、注意してほしいのは、この研究結果はすべての人に当てはまるとは言えないことです。

世の中にはショートスリーパーやロングスリーパーの人もいますから、7~8時間の睡眠時間が合わない人もいます。

ただ、7~8時間の睡眠時間で日常を元気に過ごせていれば、おそらくショートスリーパーでもロングスリーパーでもありません。

基本的には、「7~8時間の睡眠時間を取る」という意識を持てば、睡眠に関してはベストと言えます。

日々が忙しすぎて、7~8時間の睡眠時間が取れていない人も多いと思いますが、ぜひ睡眠は軽視しないようにお願いします。

睡眠不足は糖尿病だけでなく、あらゆる不調の原因になりますからね。

自分の体を犠牲にせず、十分な睡眠を取る生活を心掛けてほしいと思います。

まとめ

はい、これで「糖尿病が怖いので、最新情報を取材してみた」の解説は以上になります。

ではまとめとして、今回ご紹介した内容をサクッと振り返りましょう。

  • ① 糖尿病とは?→膵臓から分泌されるインスリンが十分に働かないために、血液中のブドウ糖が増える病気のこと
  • ② 糖尿病がヤバいと言われる3つの理由→初期症状がほとんどないから・糖尿病は完治しないから・人工透析の負担が大きいから
  • ③ 糖尿病の予防法とは→オリーブオイルをかけた野菜を最初に食べる・有酸素運動をする・7~8時間の睡眠を取る

はい、今回のお話、いかがでしたでしょうか?

糖尿病はマジでヤバい病気ということが伝わっていれば、今回の動画の役割は十分果たしたと言えます。

やはり人間は、追い詰められないと行動に移せませんからね。

もしまだヤバさが伝わっていなければ、ぜひ「糖尿病の不都合な真実」という動画を見てください。

この動画の作成にはホリエモンも関わっていまして、糖尿病のヤバさが視覚的にわかるようになっています。

リンクは詳細欄に貼っておきます。

また、今回お話した内容は本書の1部分であり、まだまだ紹介できていないことがたくさんあります。

リンクは詳細欄に貼ってありますので、興味を持った方はぜひ本書を手にとって読んでみてください。

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では、以上になります。

ご清聴、ありがとうございました!