- 「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」の要約を知りたいなぁ。
こんな要望に答えます。
- 「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」の要約
この記事を書く僕(TK)は、以下のような人間です。
- 毎日欠かさず読書する、本の虫
- 読みきった本の感想を、ブログに書き残している
「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」は、茂木健一郎さんが書いた本で、前頭葉を鍛えて、「生き抜く力=強いメンタル」を身につけることを目指した内容となっております。
今回は、その「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」を簡単にまとめました。
3分ほどでササッと読めますので、ぜひお気軽な気持でご覧ください。
最強メンタルをつくる前頭葉トレーニン:3つのポイントで要約
「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」を以下3つのポイントに要約しました。
- メンタルを鍛えるメリットとは?
- 前頭葉がメンタルを決める
- 前頭葉を鍛えてメンタルを強くするメソッド2選
それぞれ簡単に解説します。
メンタルを鍛えるメリットとは?
そもそも、なぜメンタルを鍛える必要があるのでしょうか?
本書には以下のような理由が述べられていました。
- 変化の激しい時代を生き抜くため
- 誹謗中傷をスルーするため
まず、「変化の激しい時代を生き抜くため」にメンタルを強くする理由からこたえていきます。
一昔前は終身雇用が当たり前でしたが、今はもうそんな時代じゃないですよね?
そう考えると、なにか1つの技能を極めれば安心とは言えなくなってきたように思えます。
僕は最近まで経理として働いていましたが、何十年先には、自分の仕事が無くなるのは間違いなかったでしょう。
そんな変化の激しい時代には、いろんなことにチャレンジすることが求められますが、人間は「現状維持バイアス」という本能がありますので、現状を変えることには心理的にストレスがかかってしまいます。
なので、これからの時代を生き抜くには、「現状維持バイアス」にも負けないメンタルが必要になるということですね。
そして今は、だれでも簡単に発信活動をすることができる時代です。
いろんなSNSを利用して、それをビジネスとして活用する人が今後さらに増えるのは間違いありません。
しかしSNSには、「誹謗中傷する人がたくさんいる」というデメリットもありますよね?
最近は、誹謗中傷のせいで悲しい事件が起きたこともありました。
なのでこれからは、「誹謗中傷をスルーできるメンタル」も必須のスキルになるということですね。
メンタルを鍛える意味をサクッと確認したところで、次に、前頭葉を鍛える意味について解説します。
前頭葉がメンタルを決める
メンタルを鍛えたかったら、前頭葉を鍛えましょう。
理由と根拠は以下のとおり。
- 前頭葉はブレーキになるから
- 前頭葉に障害を負った女性の例
まず、「前頭葉はブレーキになるから」という話から解説しますね。
なにか嫌なことがあったり、不安な気持ちになったりしたとき、前頭葉の発達度が重要になります。
少々長いのですが、以下の引用をご覧ください。
怒る前に、一度立ち止まって考えられることが、「前頭葉」が働いている証拠です。
怒りや不安などのストレスが湧いた時、立ち止まってもう一度その意味を考える「再評価」のことを、「リアプレイザル(reappraisal)と呼びます。
怒りは本能的なものですが、その瞬間的な怒りを周囲にぶちまけるかどうか、ということは前頭葉でコントロールできることです。
要するに、前頭葉がちゃんと機能していない人は感情をコントロールできなくて、損する人生を送るということですね。
ザックリと説明すると、前頭葉が未発達だと、以下のような人生を送ることになるかもしれません。
- ムカついた→怒りをぶちまける→嫌われる
- 不安になる→行動しない→新たなチャレンジができなくなる
以上の例を見るだけでも、前頭葉が弱いと損をすることがわかるかと思います。
また、茂木さんは交通事故で前頭葉にダメージを負った女性と会話したことがあるそうです。
イギリス、ケンブリッジのある病院で、高次脳機能障害の女性とお話ししたことがあります。
彼女は交通事故で前頭葉を損傷した後遺症で、障害を持ってしまったのでした。
三十分くらい話していると、「あれ?彼女は何か違うな」とわかってくるのです。
このお話から、前頭葉にダメージを負うと、会話に支障があることがわかります。
また、ここで注目すべきは、30分たってやっと違和感を覚えたということですね。
脳に障害があるとわかっていて違和感を覚えるレベルですから、特に障害がなくてかつ前頭葉が未発達の場合は、「こいつは感情がコントロールできないやつ」というレッテルを張られてしまうかもしれません。
「この人は前頭葉が未発達だから、しょうがないよね」と、気を使ってくれることなどほぼありえないです。
変な人扱いされないためにも、前頭葉をしっかり鍛えていきましょう。
では次に、前頭葉を鍛えるメソッドを2つ紹介します。
前頭葉を鍛えてメンタルを強くするメソッド2選
本書には前頭葉を鍛えるメソッドがいくつか紹介されていましたが、今回は以下2つについて解説します。
- 便利なものをあえて使わない
- 感情の抑制を解放する
まず、「便利なものをあえて使わない」というお話から解説しますね。
僕たちは今、非常に便利な生活をしていることもあって、良くも悪くも「頭を使わなくても」生きられる環境にあると言えます。
しかし、そのような楽な環境は前頭葉にとってマイナスなんですよ。
理由は、楽をすればするほど脳を使わなくなり、脳の機能は衰えていくからです。
なのであえて、以下のような不便な挑戦をすることをおすすめします。
- グーグルマップを使わずに旅に出る
- キャンプをやってみる
- レシピを見ずに料理する
実際に僕は、最近キャンプをしてみました。
難しいことだらけでしたが、新しい発見もあって、脳に良い刺激を与えられたと思います。
興味のあることからでOKですので、あえて不便な挑戦をしてみてください。
また、感情の抑制を解放することも、前頭葉を鍛えるのに有効になります。
理由は、感情を抑えすぎるとそれがストレスになり、脳のパフォーマンスが低下するからです。
感情の抑制を解放するのにおすすめなのが、「思考を紙に書き出す」という作業をすることですね。
思考を1分の間にバァーっと書き出すと、感情が開放されてスッキリしますし、思考の整理にも役立ちますよ。
この手法は「ゼロ秒思考」で解説されているもので、人生を大きく変えるキッカケになるくらい優れていますので、ぜひ実践してみてほしいですね。
ちなみに、あのマコなり社長も、「ゼロ秒思考」を絶賛しています。
最強メンタルをつくる前頭葉トレーニン:まとめ
今回は、「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」の要約を3つのポイントで紹介しました。
なお、今回ご紹介したことは本書のごく1部分で、まだまだ伝えきれていない事がたくさんあります。
興味を持った方は、ぜひ本書を手にとって読んでみてください。
目次
- (1)前頭葉は雑音のあるところで強化せよ
- (2)ネガティブ思考に負けない腸を中心にした身体づくり
- (3)異物を取り入れてメンタル免疫力を強化せよ
- (4)有事下のメンタルをメンテナンスする
強いメンタルを手に入れて、現代をたくましく生き抜いていきましょう!
では、以上です。
良き読書ライフを!