こんにちは、TKです。
今回ご紹介するのは『秒速5センチメートル the novel』です。
本書では、青春時代の甘酸っぱい思い出を良くも悪くも抱え続ける青年の話が描かれております。
元々『秒速5センチメートル』は、アニメとしてヒットした作品です。
本書はその『秒速5センチメートル』を映画化した際の脚本を元に出版された小説となります。
映画化に際して様々なアレンジが加わっておりますが、大筋の流れはアニメと一緒です。
また、そのアレンジは僕にとっては素敵で魅入ってしまうものでしたね。
物語の大筋を簡単に説明しますと、篠原明里という女の子が、親の転勤をきっかけに東京に引っ越すんですね。で、引っ越し先の小学校に遠野貴樹という男の子がいまして、2人は仲良くなるわけです。中学に上がる頃2人は離れ離れになってしまい、その後二度と会えなくなるのですが、物語の見どころは会えなくなってからにあります。
会えなくなってからの想いの揺れ動きがとてもリアルで繊細で、これほど感傷的な気持ちになれる作品に出会えたことを感謝するほどです。
では、以降では僕なりの見どころポイントをまとめましたので、参考にしてください。
では、ゆっくりとご覧くださいませ。
秒速5センチメートル the novel:3つのポイントで解説
『秒速5センチメートル the novel』を以下3つのポイントで解説します。
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誰かを想う気持ちは不滅だと知れる
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所々にあの名曲の痕跡が!
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意味のない言葉を交わすということ
それぞれ簡単に解説しますね。
誰かを想う気持ちは不滅だと知れる
僕が当作品から感じる一番の良さは「誰かを想う気持ちは不滅だと知れる」という点にあります。
人生は、出会いと別れの繰り返しです。そして、綺麗な別ればかりではなく、むしろ悲しみに満ちた別れの方が多いのが現実かなと感じます。だけど、一緒に過ごした日常であったり、別れ際に伝えた言葉は、心の中にいつまでも生き続けてくれるんですよ。これは気休めでもなんでもなくて、僕たちが前向きに生きることができる事実なんだと、当作品は教えてくれるんです。
この学びは、僕の心をとても強くしてくれた感覚があります。どれだけ真剣に向き合っても、望む結果が得られないなんてことはザラにあります。でも、その過程で生じた想いは糧となって心を強くしてくれる、そんな綺麗事っぽい発想が自分の芯になりました。
所々にあの名曲の痕跡が!
秒速5センチメートルと言えば、山崎まさよしさんの『One more time one more chance』は欠かせません。
アニメをご覧になった方ならご理解されていると思いますが、曲調や歌詞がドンピシャにハマっていて、秒速5センチメートルの良さをより際立たせてくれるんですよ。
そして今回ご紹介している小説の中にはですね、『One more time one more chance』を意図的に感じさせてくれる描写があってですね、ファンとしてはたまりません…。
ぜひ、名曲の痕跡をあなたの目探してみてください。
意味のない言葉を交わすということ
多種多様な人と仲良くコミニケーションを取るために、良くも悪くも、時に意味のない言葉を交わすことがありますよね。
これは社会で生きていくために必要な行動だと僕も思いますが、そこに虚しさを感じる自分も認めてあげたい。そんな想いが描写されているシーンがありました。
大人になってからの僕は、雑談が苦手だった。意味のない言葉を交わすたびに、自分の内面がすり減っていくような気がしていた。だから、いつだって本音を言わなかった。
出典:秒速5センチメートル the novel p218
この文章、凄く愛おしくなるんですよね。
何でもかんでも話すというのは、人として美しくないと思っていますので、こういう感性に触れた時は穏やかな嬉しさに満たされます。
ただ、虚しいやり取りを避けすぎると別種類の虚しさにも繋がるとも言えるので、ホント人生は難しいです。
秒速5センチメートル the novel:まとめ
今回は、『秒速5センチメートル the novel』を3つのポイントで解説しました。
なお、今回ご紹介したことは本書のごく1部分で、まだまだ伝えきれていない事がたくさんあります。
興味を持った方は、ぜひ本書を手にとって読んでみてください。
では、以上です。
良き読書ライフを!

