この記事を動画で観たい方はこちら↓
マインドフルネスって、正直意味がかさっぱりわからない。意味・メリット・方法を知りたいなぁ…。
この記事は、こんな悩みを持った方に向けて書かれています。
今回は、「マインドフルネスって何?」というテーマの記事をお送りします。
「マインドフルネス」一度は聞いたことあると思いますが、正直、意味がよくわからないという人も多いと思います。
ただ、マインドフルネスの状態になるのはとても簡単で、かつ心に心地よい安らぎをもたらしてくれます。
そこで今回は、マインドフルネスのことを何にも知らない人に向けて、記事を作成することにしました。
具体的には、以下3つのテーマでお送りします。
- ① マインドフルネスって何?
- ② マインドフルネスのメリットとは
- ③ マインドフルネスを実践しよう
では、1つ目のテーマから見ていきましょう!
① マインドフルネスって何?
ではまず、マインドフルネスの意味から確認していきましょう。
マインドフルネスをWikipediaで検索すると、以下の説明が書かれています。
現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり、瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる。マインドフルネスの語義として、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」といった説明がなされることもある。
出典:Wikipedia
はい、ポイントは「心理的な過程」という言葉ですね。
簡単に言えば、マインドフルネスは瞑想などを通じて、「今この瞬間に心を集中させ、評価をせずありのままを受け止めること」を意味しています。
僕たちは、つい過去を悔やんで未来に不安を抱いてしまう生き物ですよね。
そんな過去や未来に囚われている心を、今に集中させた状態。
それがマインドフルネスなんですね。
なので、たまに「マインドフルネス=瞑想」と解釈している人もいますが、厳密には違います。
正しく直すならば、「瞑想を通じて、マインドフルネスという状態を獲得する」と表現できますね。
瞑想は行動そのもので、マインドフルネスは「瞑想によってもたらされた状態」を意味しているということです。
マインドフルネスの語源は、パーリ語の「sati(サティ)」、サンスクリット語の「smṛti(スムリティ)」と言われています。
パーリ語もサンスクリット語も紀元前の東南アジアで用いられた言語でして、サンスクリット語に関しては、今もインド人やネパール人のごく一部の方が使用しているそうです。
どちらも仏教の禅の考えを表す言葉で、「念・気づき」という意味があります。
そして、「sati(サティ)」や「smṛti(スムリティ)」を英訳したものが、マインドフルネスとなります。
このマインドフルネスを世界的に広めたのは、マサチューセッツ大学医学部の教授:ジョン・カバット・ジン博士。
彼は1979年に「マインドフルネスストレス低減法」を発表し、それがキッカケとなってマインドフルネスが広まったとされています。
はい、以上がマインドフルネスのざっくりとした説明になります。
マインドフルネスって実は、起源が「仏教の禅」にあったんですね。
ただ、「仏教の禅」と言われてもよくわからないと思いますので、起源については覚える必要はありません。
ここでは、「マインドフルネスは、過去や未来に囚われている心を、今に集中させた状態」と覚えておけばOKです。
ただ、現時点では、「今この瞬間に心を集中させることに、何の意味があるの?」という感じですよね。
では、その疑問を解消するために、次はマインドフルネスのメリットを確認していきましょう。
② マインドフルネスのメリットとは
マインドフルネスのメリットをズバリ言うと、「不安や後悔などの、ネガティブ思考が和らぐこと」と言えるでしょう。
誰しも、ネガティブ思考に陥る原因となるイベントに遭遇することはあります。
例えば「仕事で失敗すること」、この経験が全く無い人はいないですよね。
ただ、重要なのは事実ではなく、その事実の捉え方なんです。
仕事を失敗したとしても、その失敗を改善したり、あまり気しなかったりすれば、ネガティブ思考になることはありません。
ただ、仕事を失敗したことをいつまでも悩んでしまい、いつまで経っても気分が晴れないこと、一度は経験したことあると思います。
そこで活用してほしいのが、マインドフルネスなんです。
マインドフルネス、つまりは今この瞬間に集中することができれば、ネガティブ思考は和らいでいきます。
ただ、しつこく「マインドフルネスを活用すれば気持ちが和らぐよ!」と言われてもなかなか信用できないと思いますので、ここである研究結果をご紹介します。
マインドフルネスの状態になるには、瞑想したり感情を紙に書き出したりと、様々な方法がありますが、ここでは散歩でマインドフルネスを獲得した例を見てみましょう。
2015年にアメリカのスタンフォード大学が、悩み続けている人たちの脳をスキャンしながらいろんな行動を取ってもらう実験を行いました。
すると、森などの自然があるところを歩くだけでも悩み続けるクセが改善され、うつ病の改善につながることが明らかになりました。
はい、散歩するだけで悩み続けるクセが改善されるなんて、ちょっと驚きですよね。
このように、マインドフルネスの状態になるための行動はとても簡単ですし、大学の研究によって、効果があることも証明されています。
なのであなたにはぜひ、マインドフルネスの状態になっていただいて、ネガティブ思考にハマらない脳をGETしてほしいですね。
今は散歩の研究結果をご紹介しましたが、やはりマインドフルネスの状態になるための王道ルートは、瞑想です。
したがって次は、瞑想の超簡単なやり方をご紹介しますので、ぜひ動画を見つつやってみてください。
③ マインドフルネスを実践しよう
ではここから、実際に瞑想をやっていきます。
まず瞑想を始める前に、姿勢を正します。
座禅を組んでもいいですし、イスに座ってもいいですし、立った状態でも大丈夫ですので、背筋を軽く伸ばすことを意識しましょう。
ただ、何事も形から入ってみるとモチベーションが高まるので、まずは座禅を組んでやってみてください。
座禅を組んだら、そのまま1回の呼吸に10秒以上かける状態をキープします。
ゆっくり息を吸って、ゆっくり息を吐きます。
また、この動作を行っているときは、思考を呼吸に集中させましょう。
理想を言えば何も考えないことがベストなのですが、それはちょっと難しいので、呼吸している自分に意識を集中させます。
はい、瞑想の説明は以上になります。
理想は5分~10分ですが、最初はもっと短い時間でも大丈夫です。
何事にも言えることですが、大事なのは継続することですよね。
なので最初は、1分とかでもいいでしょう。
では下の動画の音楽を聞きながら、1分間瞑想してみてください。
はい、1分間の瞑想、いかかでしたか?
何となくですけど、心がスゥーッと、心地よい感覚になったかなと思います。
寝る前やちょっとした休憩時間にぜひ瞑想を実践していただいて、心安らぐ日々を手に入れていきましょう。
まとめ
はい、これで今回の解説は以上になります。
今回はホントに基礎的な内容だけにとどめていますので、マインドフルネスの全体像をお話したわけではありません。
しかし、「瞑想などによってマインドフルネスの状態を獲得でき、ネガティブ思考が和らいでいく」ということだけ覚えてもらえれば、実践するには十分です。
ただ、もっとマインドフルネスのことを勉強したい方は、「自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス」を読んでみることをオススメします。
(2024/09/16 11:10:22時点 Amazon調べ-詳細)
本書には、科学的根拠を元となったマインドフルネスに関する情報が詰め込まれており、これ1冊読めば、マインドフルネスに関してはバッチリと言えるでしょう。
はい、今回は以上になります。
最後まで見ていただいて、ありがとうございました!