2大オーディオブック「Audible」と「audiobook.jp」のどっちかを利用するつもりなんだけど、どっちを利用するべきかわからない…。とにかく沢山のポイントで比較してほしいなぁ
こんな悩みにお答えします。
- 「Audible」と「audiobook.jp」の違いを7つのポイントで知れる
- 「Audible」と「audiobook.jp」はそれぞれどんな人にオススメかを知れる
日本にはいくつかのオーディオブックサービスがありますが、代表的なのは「Audible」と「audiobook.jp」の2つです。
しかしサービス内容が似通っていて、それぞれの強みがわかりにくいですよね?
そこで今回は、「Audible」と「audiobook.jp」の違いを7個のポイントで比較してみました!
実際にどちらのサービスも使ったことがありますので、その経験も活かしつつ書きました。最後まで見ていただければ、「Audible」と「audiobook.jp」の違いが手に取るようにわかりますよ。
理解しやすいように比較表を作りましたので、パッと見で違いがわかるはずです。
【7個のポイントで比較】2大オーディオブック「Audible」と「audiobook.jp」の違いとは?
「Audible」と「audiobook.jp」の違いを7個のポイントでまとめましたのでご覧ください。
Audible | audiobook.jp | |
月額料金 | 1,500円 | 聴き放題プラン:750円
月額会員プラン:550~33,000円 |
タイトル数 | 約50,000 | 約30,000 |
ジャンル数 | 32 | 10 |
ブックマーク&メモ機能 | あり | なし |
オーディオブック以外のコンテンツ | 追加料金無しで、「Audible Station」が聴ける | 追加料金を払えば「ポッドキャスト」が聴ける |
返品制度 | あり | なし |
提供会社 | Amazon | オトバンク |
うーん、これだけだとわからない…。それぞれのポイントを深堀りして欲しいな。
了解です!7個のポイントをそれぞれ解説しましたので、気になる箇所をご覧ください。
月額料金【audiobook.jpはやや複雑】
Audible | audiobook.jp | |
月額料金 | 1,500円 | 聴き放題プラン:750円
月額会員プラン:550~33,000円 |
「Audible」は1,500円のプランのみで、「audiobook.jp」は聴き放題と月額会員の2本立て。
聴き放題と月額会員は両方入ってもいいし、片方だけ入るのもOKです。
Audibleの会員特典
- 1作品と交換できるコインが毎月1枚貰える
- Audible Stationが聴き放題
- 全作品30%オフで買える
audiobook.jp(聴き放題プラン)の会員特典
- 約1万冊の本が聴き放題
audiobook.jp(月額会員プラン)の会員特典
- 金額を上げれば上げるほど、本と交換できるポイントがたくさん貰える
なるほどねぇ。でもこれだけじゃ、どっちがお得に使えるかわからないなぁ…。
確かにこれだけじゃ、どっちが料金面でお得か見えにくいですね。要点をいくつかに分けて、1つずつ解説していきましょう!
1冊あたりの本はどっちの方が安い?
結局知りたいのは「どっちの方が安く買えるか」ということですよね?
同じ作品どうしで比較表を作成しましたのでご確認ください。(注:Audibleは会員価格で表記しています)
Audible | audiobook.jp | |
やり抜く人の9つの習慣 | 1,330円 | 1,320円 |
道は開ける | 2,800円 | 2,970円 |
嫌われる勇気 | 2,100円 | 1,650円 |
上記のように、本によってどっちで安く買えるかは異なります。
嫌われる勇気に関しては「Audible」で買うと高くなってしまいますが、コインを使えば実質1,500円で買えます。
そう考えると、毎月の1冊目は「Audible」のほうがお得になる可能性が高いです。
「audiobook.jp」も月額会員プランを利用することでお得にポイントを貰えるのですが、高額な利用をしないと「Audible」には立ち打ちできません。料金面を考えると、毎月1,500円で1コイン貰える「Audible」のサービスってデカイんですよね。
料金面だけで考えるのであれば、やや「Audible」のほうがお得ですね。
「audiobook.jp」はセールを利用すればお得に買える→追記:「Audible」でも開催されると判明
実は「audiobook.jp」はセールをやることがあります。
ちなみに「Audible」では、今の所セールは開催されていません。
どの本がセールの対象になるかは全く予測できませんが、もし聴きたい本が対象になっていれば、「audiobook.jp」の方がお得に買えますね。
2020年5月25日追記↓
2020年5月20日~26日限定で、「Audible」でもセールが開催されました。
「Audible」でもセールをやることはあるみたいですね。
よく調べたら、2018年11月~12月に70%OFFのセールが「Audible」で開催されていたようです。失礼しました。
「audiobook.jp」の聴き放題プランで聴ける本のラインナップは?
「audiobook.jp」では月額750円で約10,000冊の本が聴き放題になります。
もしこの聴き放題に自分の聴きたい本が多く含まれていたら、圧倒的に「audiobook.jp」を利用するほうがお得になります。
なお、ラインナップは日々入れ替わりますので、あなたの目で最新版をご確認ください。
もし聴き放題プランで満足できそうなら、「Audible」に登録する必要はありません。
月額750円で、聴き放題プランをご堪能ください。
タイトル数【単純に見ればAudibleの勝ちだが…】
Audible | audiobook.jp | |
タイトル数 | 約50,000 | 約30,000 |
「Audible」のほうが20,000も多いね。タイトル数では明らかに「audiobook.jp」は劣るって考えていいのかな?
いえ、そういうことではありません。確かに「Audible」の冊数は驚異的ですが、その多くが洋書なんですよ。
要するに、「Audible」で取り扱っている日本語のタイトルは10,000を下回ってしまうのです。
なるほど。じゃあ洋書を読まない自分にとっては「audiobook.jp」のほうがいいってことかな?
いや、そうとも言い切れないんですよ…。
「audiobook.jp」のタイトル数30,000というのは、Techcrunchの記事を参考に推測した数字なので、正確ではありません。
また、「Audible」のようにカテゴリ別のコンテンツ数を確認できないので、ほとんど利用しないカテゴリに数が偏っている可能性があります。
結論を言うと「タイトル数の多さで悩むのはあんまり意味ない」です。
そもそも毎日1タイトル消費したとしても、年間365タイトルしか消費できないですよね?
タイトル数は参考程度に見ておけばOKです。
ジャンル数【単純に見ればAudibleの勝ちだが…】
Audible | audiobook.jp | |
ジャンル数 | 32 | 9 |
いえ、待ってください。このトリプルスコアにはあるカラクリがあります。「Audible」はジャンルを独自に細かく設定しているので、このような差が生じるのです。「audiobook.jp」が劣っているわけではありません。
しかし、あえて優劣をつけるとするならば、「Audible」の方が優れていると言えますね。
理由は、細かいジャンル分けによって、好みの本にたどり着きやすくなっているからです。
例えば「ビジネス」と言っても、マーケティングを学びたいのか財務を学びたいのかで、ニーズが全く異なりますからね。
ここで1つアドバイスです。結局は、ジャンルの幅広さで選ぶというよりも「自分が読みたいと思う本が多い方を選ぶのがベスト」です。「Audible」と「audiobook.jp」の両者で取り扱っている本もあれば、片方でしか取り扱っていない本もありますので、あなたの目でぜひラインナップをご確認ください。
ブックマーク&メモ機能【Audibleのみ】
Audible | audiobook.jp | |
ブックマーク&メモ機能 | あり | なし |
「ブックマーク&メモ機能」は「Audible」にしかないみたいだね。実際にどんな感じでメモできるの?
では、実際の画面を交えながらメモ機能を見ていきましょう。
Audibleのブックマーク&メモ機能
①再生画面の右下にある「+ブックマーク」を押す。これだけで、そのときの再生時間のブックマークが完了します。
②右上の「3つの黒ポチ」を押す。
③「ブックマーク」を押す。
④右上の「3つの黒ポチ」を押す。
⑤「メモを追加」を押す。
⑥気づきや感想をメモしましょう。
このような手順で、「Audible」ではブックマークとメモをすることが可能です。
「audiobook.jp」ではブックマークやメモ機能は無いので、感想やお気に入りの場所を保存することはできません。
つまり、メモをしつつ聴く読書を楽しみたい方は「Audible」を選んだほうがいいでしょう。
ちなみに僕はお風呂や車の運転中に「Audible」を使用していますので、メモ機能を使うことがほとんどありません。というか、ほとんどの方が手が離せない状況で利用すると思いますので、実はブックマーク&メモ機能ってそんなに重要じゃなかったりします…。
実際に自分が使う場面を想像して、ブックマーク&メモ機能が必要かどうかを考えてみましょう。
特に必要なければ、この項目で優劣をつける必要はありませんね。
オーディオブック以外のコンテンツ【両者とも充実しているが…】
Audible | audiobook.jp | |
オーディオブック以外のコンテンツ | 追加料金無しで、「Audible Station」が聴ける | 追加料金を払えば「ポッドキャスト」が聴ける |
「Audible Station」とか「ポッドキャスト」って何?詳しく教えてほしい。
了解です!それぞれのコンテンツで楽しめることを簡単にまとめますね。
Audible Station【エンタメからビジネスまで幅広い】
「Audible Station」では、お笑いやビジネスなどの幅広いジャンルのコンテンツを聴くことができます。
「Audible Station」の具体的なコンテンツ(一部)は以下のとおりです。
これらのコンテンツが、会員になれば全て利用し放題になります!
月額1,500円でコインを貰える上に、これらのコンテンツを全て楽しめるとはさすがAmazonですよね。
個人的に好きなのは「WEEKLY OCHIAI」ですね!様々なテーマに落合さんが切り込んでいくんですけど、はっきり言って何を喋っているのかよくわかりません(笑)。わからないけど、そこに確かな熱量はあるので、エンタメ的な感じで楽しんでいます。
ポッドキャスト【マニアックなコンテンツが目立つ】
「ポッドキャスト」も「Audible Station」と同じように、エンタメやビジネス関連のコンテンツを聴くことができます。
「ポッドキャスト」の具体的なコンテンツは以下のとおりです。
見ていただければわかると思うのですが、マニアックすぎるコンテンツが目立ちます…。
マニアックだからこそ刺さる方もいるのですが、万人受けする感じではありませんね。
「Audible Station」と比較すると、明らかにパンチ力で劣りますね…。コンテンツ力では負けを認めるしかないでしょう。
オーディオブック以外のコンテンツでは、明らかに「Audible」のほうが上
で、結局オーディオブック以外のコンテンツではどっちの方が上なの?
結論を言うと「Audible」の圧勝です。理由は以下の2点。
- 「Audible Station」のほうがバラエティ豊かで質も高い
- 「Audible Station」は会員なら全て無料で利用できる→「ポッドキャスト」は別料金
実は「ポッドキャスト」ってそれぞれ料金が発生しちゃうんですよ。
例えば「聴く日経」ですと、月額550円の料金が発生します。
一方、「Audible Station」は会員になれば全てのコンテンツが利用し放題ですからね。
以上のことを考えると、オーディオブック以外のコンテンツでは「Audible」の圧勝と言えるでしょう。
返品制度【Audibleのみ可だが…】
Audible | audiobook.jp | |
返品制度 | あり | なし |
「買ったオーディオブックがイマイチだな…」と思っても、「Audible」なら返品保証があるので安心です!
返品手順は簡単ですので、気に入らなかったら1分ほどで返品できますよ。
一方「audiobook.jp」では返品制度のようなものは一切ありません。
なので損をしたくない方は「Audible」を選ぶのが無難だと結論づけられます。
そうなんだね。ちなみ「Audible」の返品って何回くらいできるの?
具体的な回数は公表されていません。ネットの反応を見る限りは8回前後と推測されます。
Audibleが、コイン制になって約2週間。返品は可能だが、回数制限があるらしい。皆さん「一体何回まで?」と気になっていることでしょう。
じゃ~ん!ここに発表します。
『8回』返品を終えたところで、ついに「返品不能」が出ました!ちなみに返品した本はすべて最後まで聴いたもの。#Audible— 葱の花♡ (@neginohana) September 9, 2018
実際に使用した感じでは、
8タイトル返品したらウェブ上では返品不可の表示が出る。カスタマーセンターに連絡したらものの数分で返信メールが来て、コインを返却してくれるが、それにしても面倒。#Audible— まさ (@kokugo1976) September 13, 2018
たまに「返品制度を利用してお得に利用しよう!」みたいな記事を見かけますが、言語道断です!
制度を悪用するのはお互いにとって絶対によくありませんので、本当に気に入らなかった本だけ返品するようにしましょう。
少し話が逸れましたが、返品制度は「Audible」にはあって「audiobook.jp」には無いと覚えておいてください。
提供会社【これが結構大事なんです】
Audible | audiobook.jp | |
提供会社 | Amazon | オトバンク |
「Audible」は、言わずと知れたAmazonが提供しているサービスです。
「audiobook.jp」はオトバンクという会社が提供しています。
オトバンクは「audiobook.jp」以外にも、出版プロデュースも手掛けています。社長がマラソン好きで、社内に陸上競技部を作ってしまったほどです。総勢70名ほどの小さな会社ですが、「聞き入る文化」を創造したいという確かな軸を持っており、つい応援したくなりますね。
で、提供している会社がなんで大事なの?サービスの質が高ければ、会社なんて関係なくない?
確かに、提供会社は我々消費者にはあまり関係ないように思えますよね。
ですが、以下2点の理由で提供会社は重要だと僕は考えています。
- 会社規模が大きいほど資金力があるので、高コスパサービスの開発が期待できる
- 会社が有名なほど、バラエティ豊かな仕事が舞い込んでくる可能性が高い
結論を言ってしまうと「Audible」のほうが未来は明るいということです。
コンテンツの充実度を見てもらえればわかるように、既にサービスの質に差が開き始めていますよね。
正直に言ってしまうと、オトバンクがAmazonに真っ向勝負を挑むのは分が悪く、今後のことを考えると、「Audible」を選んだほうが確実だと考えています。
ですが「audiobook.jp」でしか提供していないオーディオブックもあります。もし聴きたい本が「audiobook.jp」にしかなければ、「Audible」を選ぶ必要はありません。提供会社はあくまでも、判断材料の1つとお考えください。
【比較結果】「Audible」と「audiobook.jp」はそれぞれどんな人にオススメ?
で、結局「Audible」と「audiobook.jp」はそれぞれどんな人にオススメなの?
今までの説明を踏まえると、それぞれ以下のような人にオススメですね!
「Audible」はこんな人にオススメ
- ブックマーク&メモ機能を使いたい人
- オーディオブック以外のコンテンツも楽しみたい人
- 返品制度を利用したい人
- 今後のサービスの伸びに期待する人
- 「Audible」にしか聴きたい本がない人
「audiobook.jp」はこんな人にオススメ
- 聴き放題サービスを利用して、とにかく沢山のオーディオブックを聴きたい人
- 「audiobook.jp」にしか聴きたい本がない人
簡単にまとめると、質を重視する人は「Audible」、量を重視する人は「audiobook.jp」を選べばOKと言えるでしょう。
まとめ:「Audible」と「audiobook.jp」を比較した結果、僕は「Audible」を選んだ
Audible | audiobook.jp | |
月額料金 | 1,500円 | 聴き放題プラン:750円
月額会員プラン:550~33,000円 |
タイトル数 | 約50,000 | 約30,000 |
ジャンル数 | 32 | 9 |
ブックマーク&メモ機能 | あり | なし |
オーディオブック以外のコンテンツ | 追加料金無しで、「Audible Station」が聴ける | 追加料金を払えば「ポッドキャスト」が聴ける |
返品制度 | あり | なし |
提供会社 | Amazon | オトバンク |
7つのポイントで比較しましたが、別に「こっちの方が優れている」と言うつもりはありません。
「Audible」と「audiobook.jp」にはそれぞれ優れているポイントがありますので、自分のタイプにあったほうを選べばOKです。
「Audible」の感想は下記ページにてまとめていますので、よろしければご覧ください。
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無料体験はいつ終了するか分からないのでお早めに
※30日間の無料体験中に解約すれば料金は一切かかりません。
以上です、ありがとうございました。