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書籍レビュー

【やさしい世界】『あたらしいともだち』の繊細で孤独な世界観にハマりました【感想】

先日、下北沢にあるヴィレヴァンに行ってきました。

そこでブラブラしていたら、なんだか穏やかそうで好きになれそうな漫画があったので思わず買ってしまいました。

その名も『あたらしいともだち

10作の短編が収録されていまして、どれも穏やかで良かったです。

どの短編の主人公もどこか孤独で自信がなくて、でもそんな現状にモヤモヤしてて、、、。

こういう人を愛おしいと思える人間でよかったなって、なんか最近強く思うようになりました。

感想

では、いくつかの短編をピックアップして感想を語っていきますね。

半魚人の頃

主人公の男の子は、とにかく自分に自信がありません。

だから、ある倒れていた女の子を助けてあげても、それが自分によるものだとバレないようにしちゃうんですね。

これ、分かりますね。

自分に自信がないと、自分に助けられることすら嫌な気持ちにさせるだろうって思っちゃうんですよ。

ネタバレになるので詳細は伏せますが、ラストの描かれ方はリアルで暖かくて好きですね。

よりみち

ただただ目的地につくことだけを考えて歩いているような、理屈っぽい男の子が主人公です。

歩行は目的地につくための行動だと割り切って、ただただ脇目も振らずに歩き続けます。

そんな日々を送っていたら、あることをしている男に目を奪われ、その世界に飛び込んでしまいます。

人生って衝動的だし、無計画に進んでいくってことを見せてくれるから、この作品好きなんですよね。

あと、経済的じゃないのもいい。

心が向くままに行動できることって大人になると減りますから、こういうの見るといいなぁって感じちゃいますね。

フォトグラファー

ある写真家が病に倒れてしまい、2度と写真を撮りにいけなくなるというストーリーが描かれています。

写真を撮る代わりにある行動を取っていくようになるのですが、なんかそれがですね、美しく感じました。

意味とか理由とか、そういうのはわからなくて、考えていなくて。

でも、なんかいいなって思ったんです。

この話の本質とか伝えたかったことはよく分かりません。

でも世界観が綺麗で、読んでいて心が落ち着いたのは確かなんです。

まとめ

普段から綺麗な世界や孤独な世界を愛している人であれば、読んで良かったなって思える漫画だと思います。

分厚すぎない量でスラスラ読めますので、ぜひお気軽にお手に取ってみてください。