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書籍レビュー

【がんばるのが辛いあなたへ】がんばらない戦略 99%のムダな努力を捨てて、大切な1%に集中する方法を、焚き火と共に解説してみた

この記事は、下記の動画を文字起こしした内容となっております。

こんにちは、こんばんは、TKです。

この動画は聴くだけでも理解できる構成にしていますので、目を休めたい方・運転中の方などは、ぜひ音だけでお楽しみください。

 

今回ご紹介するのは、川下 和彦さんの著書「がんばらない戦略 99%のムダな努力を捨てて、大切な1%に集中する方法」という本です。

本書は、「がんばらなくても結果を出せる」「がんばらないためには意識改革やテクニックが必要だ」という、「がんばらないこと」を軸とした斬新な内容となっております。

多くの自己啓発本には、「頑張れ!」とか「君ならできる!」とか「行動しないと意味ない!」という根性論的な話が散りばめられていますよね。

もちろん、根性論的な話もときには有効だと思いますし、僕もそういった話を聞きたくなるときはあります。

しかし、がむしゃらに頑張ったとしても、なかなか結果が出ないのがこの世の現実ですよね…。

そこで本書の著者の川下さんは、「がんばらない」をテーマとして、悩める人たちを救う方法を世に届けようと思ったのです。

実は川下さんも、昔はめちゃくちゃがんばっている人でした。

勉強も運動も仕事も人よりがんばっていたはずなのに、なかなか結果が出ず、「自分は頑張っても結果が出せない人間なんだ」とかなり落ち込んだ時期があったそうです。

そこで川下さんは、がんばらなくても結果を出せる方法調べ、試してみることとしました。

すると、赤字が当たり前だったのに、毎日1万円以上の節約に成功。

ダイエットでは、約20kgもの減量に成功。

仕事に同じ方法を適用してからは、プレゼンに連勝と、結果が出まくる日々となりました。

はい、この話だけ聞くと、相当に胡散臭く感じたと思います。

この胡散臭さがある状態では本書の話が頭に入ってきませんので、まずは胡散臭さを取り除くところからスタートしていきますね。

今回の動画を最後まで見ていただければ、本書が言う「がんばらない」の意味が理解でき、明日からムダな努力を減らせることをお約束します。

具体的には、以下3つのテーマを解説していきます。

  • ① がんばらないとは?
  • ② 考えないことを決める
  • ③ 辛いのは納得していないから

では、1つ目のテーマから見ていきましょう!

① がんばらないとは?

「がんばらなくても結果が出る」

これが本書の結論なのですが、当然、すぐには受け入れられないことは理解しています。

じゃあなぜ、あなたが本書の結論を受け入れられないのか?

それは、本書の結論に対する理解がまだ低い状態だからです。

このテーマは本書の内容とは直接関係するものではありませんが、非常に重要な話なので、ぜひ聞いてほしいと思います。

「がんばらない」という言葉を聞くと、「考えることや行動することを放棄して、ナマケモノみたいな態度を取る」というイメージを持たれるかもしれません。

しかしですね、本書で言う「がんばらない」とは、そういう意味ではございません。

本書で言う「がんばらない」とは、「意志の力を過信しないこと」という意味なんですね。

はい、「意志の力を過信しないこと」、ちょっと意味がわかりにくいと思いますが、そんなに難しいことじゃありません。

何でもいいんですけど、行動を始める前に「がんばろう!」という気持ちが出てくること、よくありますよね。

例えば、「ダイエットをがんばろう!」と思ってダイエットを始めることがあると思いますが、そのダイエットは大抵失敗に終わってしまいます。

なぜかと言うと、「がんばろう!」という意志の力に頼っているからなんです。

何かを始めるときに、「がんばろう!」と思うこと自体は決して悪くありませんし、むしろスタートダッシュを決めるために必要なエネルギーであることを、本書でも認めています。

ただ、その「がんばろう!」という気持ちって、最初だけしか出てこないですよね。

だから本書のタイトルは、「がんばらない戦略」となっているのです。

はい、なんとなく本書のタイトルの意味、わかってきたでしょうか?

まとめると、「がんばろう!という意志の力に頼っても行動を継続できないから、意志の力に頼らなくても行動を継続できる方法を考えていきましょう」というのが本書の主張になります。

僕がここで言いたいのは、「魔法のようなテクニックはない」ということですね。

「がんばらない戦略」というタイトルを見ると、なんか何もしなくても結果が出るような印象を与えますが、決してそんなことはありません。

はい、ちょっと残念に思われたかもしれませんが、これが事実ですよね。

むしろ、「全く努力しなくても結果が出せる!」という商品があれば、それは嘘なので気をつけてほしいと思います。

しかし、本書のノウハウを活用すれば、「ムダな努力を減らすこと」は確実にできます。

そして、「ムダな努力を減らす」だけでも、人生は相当に好転していくのも確実です。

では次に、具体的にムダな努力を減らす方法を伝授しますので、ぜひ日常的に活用してほしいと思います。

② 考えないことを決める

本書ではがんばらないために、あらゆるお話が紹介されています。

その中でもすぐに実行できて、かつ効果が高いと思ったお話を今から紹介しますね。

それは、「考えないことを決める」というものです。

ただ、「考えないことを決める」と言われても、ちょっとピンとこないかもしれませんので、詳しく説明します。

はい、紹介が遅くなりましたが、本書にはいろんな登場人物が出てくる、ストーリー形式の構成となっております。

本書の主人公はミサキ。

ミサキはガンバール王国に住む子供なのですが、日々がんばることに疲れてしまい、今日は隣町のガンバラン王国に遊びに来ています。

ミサキがガンバラン王国を旅していると、「毎日同じ服を着る男」と出会いました。

その男は服だけじゃなく、毎日の食事も同じにしているんですよ。

なぜ同じ服を着て、同じ食事を取るのか?

それは、「人は1日に10回しか決断できない」と考えているからです。

はい、これは有名なお話ですから、聞いたことある人もいると思います。

現実の世界のお話をすれば、マーク・ザッカーバーグやスティーブ・ジョブズが毎日同じ服装をしていたことが有名です。

このエピソードを元に、「ルーティンを決めると考える時間やエネルギーを節約できる」という格言みたいなものは、よく巷で囁かれていますよね。

本書の話も、まさにそういうことなのです。

なのであなたにも、ぜひルーティンを決めてもらって、考える時間やエネルギーをどんどん節約してほしいと思います。

ただ、これは決して、「服や食事をルーティン化しなさい」という話ではないので、そこは誤解のないようにお願いします。

「服や食事をルーティン化する」という話を聞いたとき、考えられる反応は2つです。

1つ目が、「それはいい!今度自分も実践してみよう!」という反応です。

2つ目が、「毎日同じ服や食事はつまらないなぁ」という反応です。

1つ目の反応をした方は、ぜひ明日から服や食事をルーティン化してください。

しかし、2つ目の反応をした方は、服や食事をルーティン化しないほうがいいかもしれません。

なぜかと言うと、「服や食事を考えることが、あなたにとって重要なことだから」です。

今お話しているテーマは、「考えないことを決める」です。

考えないことを、僕が押し付けるわけにはいきません。

何を考えて、何を考えないか。

その選択は、必ずあなた自身が決める必要があります。

はい、ここで、毎日同じ服を着る男と、主人公ミサキのあるやり取りを紹介させてください。

「毎日同じ服を着るなんて、つまらなくない?」

「本人を前にして言うねえー」

「す、すいません」

「いいの、いいの。10枚のカードの使い方こそ、その人の人生だからね。オシャレに使いたい人はオシャレに使えばいいし、食事に使いたい人は食事に使えばいいんだよ」

はい、ここで言う10枚のカードとは、「人が1日に決断できる回数のこと」を意味しています。

日本人はサボることを許さない風潮がありますから、何でもかんでもカードを使ってがんばろうとしていまいます。

しかし、それはそもそも無理な話なんですね。

10枚のカードしかないというのはあくまでも例え話ですが、人がちゃんと決断できる回数が決まっているのは事実です。

あなたは今、何でもかんでも考えた上で行動していませんか?

それは一見素晴らしいことですが、そのやり方は必ず無理が生じます。

①の「がんばらないとは?」で、「がんばろう!という意志の力に頼っても行動を継続できないから、意志の力に頼らなくても行動を継続できる方法を考えていきましょう」という話をしたのを覚えているでしょうか?

「意志の力に頼らない」というのが、まさに今お話しているルーティン化なんですね。

例えばあなたは毎日歯磨きをしていると思いますが、がんばっている意識は全くないはずです。

なぜかと言うと、完全にルーティン化できているからです。

ルーティン化のコツは簡単です、「こだわらないこと」です。

こだわらなければ、どんなことも必ずルーティン化できます。

そこまで重要度が高くないことはこだわらずルーティン化して、本当に大事なことに10枚のカードを使っていきましょう!

③ 辛いのは納得していないから

はい、ここからは「がんばる」という言葉の本質をついたお話をしていきますね。

なぜ人はがんばることを辛いと思ってしまうのか?

それは、「納得していないから」なんですね。

ではなぜ、納得していないと辛くなるのか?

ここで、ガンバラン王国の王様の言葉を聞いてみましょう。

勉強もね、ガンバっちゃだめなの。意味がわからないでやるから苦痛なの。勉強大事だなって腑に落ちたら、ガンバらずにすっとできるから。

納得してからやった方がいい。ガンバるのが一番、ホントにダメ。無駄。結果出ないよね、ガンバってもさ。みんな心のどこかでわかっているのに、ガンバるの宗教みたいな人って、「ガンバることこそ素晴らしい」と思わされて苦しんでる。

ワシはそんな無駄な苦しみから国民を解放したいんだ。

出典:がんばらない戦略 99%のムダな努力を捨てて、大切な1%に集中する方法

はい、いかがでしょうか?

この話が刺さらない人は、個人的にほぼいないんじゃないかなと思っています。

勉強でも仕事でも、「納得できないこと」って今まで山ほどありましたよね。

で、納得できないからやらないでいると、「がんばってやりなさい!」と大人から言われるわけです。

そこで僕たちは、理由を聞きます。

「なぜやる必要があるのですか?」

しかし大半の大人は、「いいからやりなさい!」と言ってしまうのです。

そして僕たちは、「納得いかないままがんばるハメになる」ということですね。

これから自分が何かに取り組むとき、もしくは部下や子供が何かに取り組むとき、「なぜそれをやる必要があるのか?」という質問に、明確に答えられるように準備してほしいと思います。

裏を返せば、この疑問に明確に答えられるだけでも、人は「がんばる」という意識を持たなくなります。

「納得をする」

めちゃくちゃ地味な考えかもしれませんが、「がんばらない」ためには絶対に欠かせない、超重要なものです。

どんな取り組みに対しても、「自分や周りは納得できているか?」という問いを常に持ち続けて、がんばらない日々を送ってほしいと思います。

まとめ

はい、これで「がんばらない戦略 99%のムダな努力を捨てて、大切な1%に集中する方法」の解説は以上になります。

ではまとめとして、今回ご紹介した内容をサクッと振り返りましょう。

  • ① がんばらないとは?→意志の力を過信しないことをお話しました
  • ② 考えないことを決める→人は決断できる回数が決まっていることをお話しました
  • ③ 辛いのは納得してないから→納得できれば「がんばる」という意識はなくなることをお話しました

はい、今回のお話、いかがでしたでしょうか?

「何でもかんでもがむしゃらにがんばるのではなく、ルーティン化したり納得したりして、がんばらない戦略を取る必要があるんだな」と理解していただければ幸いです。

今回のお話を理解し実践していただいて、「がんばるのが辛い…」という気持ちが減ることを祈っています。

ただ、今回お話した内容は本書の1部分であり、まだまだ紹介できていないことがたくさんあります。

リンクは詳細欄に貼ってありますので、興味を持った方はぜひ本書を手にとって読んでみてください。

はい、以上になります。

最後まで見ていただいて、本当にありがとうございました!

まとめ

ここからは、動画についたコメントにコメントしていこうと思います。

まずは、mint amiさんのコメントです。

今回の動画を通じて、自分の本当の気持ちに気がついたみたいで、すごく嬉しくなりました。

他人の感情を動かすって、本当に難しいことですからね。

また、mint amiさんはホントに昔から応援してくれてて、とても励みになっています。

まだまだなんの結果も出せていませんが、期待に答えられるよう、頑張っていきますね!

 

次は、MOTHER強しさんのコメントです。

まずは、ここまでの長文を書いてくれたことに感謝ですね。

動画に対して真摯に向き合ってくれる、とても良い人というのが伝わってきます。

また、動画の本質を捉えているところも素晴らしいです。

「自分の充足が何かを把握すれば、週5日の出勤をしなければいけないという風潮等を覆せるのだと言えるでしょうね」

この言葉に、この動画で伝えたいことがびっしり詰まっています。

ここまで本質を捉えられるのは、動画をちゃんと見ていただいた証拠ですね。

本当に、ありがとうございます。

はい、今回は以上となります。

今後もコメントを紹介していきますので、ぜひコメントの方をよろしくおねがいします。

はい、では以上となります。

ありがとうございました!