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書籍レビュー

【ラクに生きたい?→ハードルを下げればOK】ラクしてうまくいく生き方:ハードルを下げるのがラクに生きるポイントなんだなって思いました【要約・解説】

この記事は、下記の動画を文字起こしした内容となっております。

こんにちは、こんばんは、TKです。

この動画は聴くだけでも理解できる構成にしていますので、目を休めたい方・運転中の方などは、ぜひ音だけでお楽しみください。

 

今回ご紹介するのは、ひろゆきさんの著書「ラクしてうまくいく生き方」という本です。

本書は、「自分は別にお金持ちになりたいわけでも、成功者になりたいわけでもない。なのにいま、いろいろ心身ともにストレスフルな毎日だし、将来に対する不安も多くて、生きるのがなかなかしんどい。だから、もうちょっとラクして要領よく生きたいなあ」と思い悩む人に、自分の人生を優先しながらも、それなりに結果を出すコツを100のテーマに分けて教えてくれる内容となっております。

自分の話になってしまい申し訳ないのですが、この本はですね、まさに僕にピッタリの本でした。

「お金が欲しい」とか「凄いと思われたい」という気持ちはもちろんあるんですけど、それよりも、「ラクに生きたい」という欲求が物凄く高いんですよ。

とにかく僕はメンタルが弱くてですね、大学生のときに、先生にプレゼンの内容をダメ出しされて失神した経験があります。

まあ、僕ほどメンタルが弱い人はなかなかいないと思いますが、自分のメンタルの弱さに悩んでいる人はたくさんいると思います。

僕はメンタルが弱いからわかるんですけど、メンタルが弱いとですね、とにかく平和に生きたいという気持ちが強くなるんですよ。

ちょっと何かトラブルがあると、すぐに精神的にやられますからね。

そして、そんなメンタルが弱くて、かつ平和に生きたいと願う人にピッタリなのが、今回ご紹介する「ラクしてうまくいく生き方」というわけです。

先に本書の感想を言うと、ラクに生きるコツは「ハードルを下げることにある」と確信しましたね。

ただ、いきなり「ハードルを下げる」と言われてもイメージがわかないと思いますので、その言葉については、動画内でしっかりと説明させていただきます。

ぜひ、最後までお付き合いいただければ幸いです。

今回は、以下3つのテーマで解説を進めていきます。

  • ① 知ったかぶりはやめましょう
  • ② 稼ぎすぎないようにしましょう
  • ③ 他人を変えようとするのはやめましょう

では、1つ目のテーマから見ていきましょう!

① 知ったかぶりはやめましょう

はい、1つ目のテーマは「知ったかぶりはやめましょう」です。

このテーマを見て、ドキッとした人もいると思います。

僕たちは周りの目を気にして生きていますから、つい見栄を張ってしまうことがありますよね。

結果としてその意識が、「知ったかぶり」という行動につながってしまうのです。

しかしですね、知ったかぶりをすればするほど、ラクに生きる人生から遠のいていくと思ってください。

理由は、一回知ったかぶりをすると後に引けなくなるからです。

例えば、あなたと先輩との会話の中で「エビデンスはある?」という言葉が、先輩から飛び出してきたとします。

あなたは「エビデンス」の意味がわからなかったのですが、すごく当たり前のようにその言葉を使ってきたので、つい「ああ、はい、ありますよ」と答えてしまいます。

そして自席に戻ったときに、「エビデンスって何!?」と頭を抱えてしまうのでした…。

はい、いかがでしょうか?

このように知ったかぶりをした結果、めちゃくちゃ後悔したなんて経験、一度はありますよね。

しかも一回、わかったような顔で返答しているので、後で改めて質問することもできないんですよね。

もうこうなったら、地獄です。

わざわざ言葉の意味をググったりとか、他の先輩に聞きに行くという面倒な作業に追われることとなってしまいます。

なので、よくわからない言葉が出てきたら、素直に「どういう意味ですか?」と聞くのが1番です。

ひろゆきさんも「写像」という言葉がわからなかったとき、「写像って何すか?」って聞いていましたよね(笑)。

ただ僕たちが怖いと思ってしまうのが、素直に聞いた後の反応です。

じっさいにひろゆきさんは、写像の意味を聞いたとき、勝間さんに「ダメだこれ…」と言われていましたよね。

これ、客観的に見ているから笑えますけど、実際に会社内で言われたらめっちゃ恥ずかしいと思います。

では、そもそもなぜ、僕たちは無知を指摘されると恥ずかしくなるんでしょうか?

それは、「周りに凄いと思われようとする考えがあるから」なんですよ。

だからこの際、周りに凄いと思われようなんて考え、捨てちゃってください。

この考えを持っている限り、ひろゆきさん流のラクな生き方は、絶対に達成できません。

もちろんひろゆきさんは、「凄いと思われたい!」なんて考え、もう既に捨てています。

なぜなら、そんな考えを持っていても、生き辛くなるだけだからです。

ただ、いきなり考えを捨てろと言われても、そう簡単に捨てられるものじゃないことは理解しています。

では、「凄いと思われたい!」という考えを捨てるにはどうすればいいのか?

それは、「わからないことを素直に聞く」これしかないと思います。

最初は、素直に「わからない」と言うことに抵抗を感じるかもしれません。

しかしですね、そんなに気にしなくて大丈夫です。

そもそもなんですけど、人は他人にそれほど興味はありません。

あなたが無知をさらしたところで、誰も気にしていないのが現実です。

例えばひろゆきさんが写像の意味を聞いたとき、「無知を晒すなんて恥ずかしいなぁ…」と思いましたか?

思わないですよね?

むしろ、「わからない事を素直に聞けるなんて、うらやましい」と思いましたよね。

逆に、もしひろゆきさんが知ったかぶりをしていたら、「知ったかぶりをしててダサい」と思ったはずです。

はい、ちょっと長くなってきたのでまとめます。

要するにここで言いたいのは、最初に言った「ハードルを下げる」ということなんです。

ここで言うハードルとは、プライドのハードルですね。

プライドが低ければ、知ったかぶりなんてしなくて済みますので、精神的にかなりラクな人生を歩めるのは間違いありません。

もちろん、プライドを全て捨てた人生を歩めと、極端な事を言うつもりはありません。

最低限譲れないプライドだけは残しておいて、他のプライドのハードルは極限まで下げちゃいましょう。

そうすれば、知ったかぶりしようだなんて発想も、あなたの中から消えてなくなるはずです。

ぜひ具体的なアクションとして、「わからないことを素直に聞く」ところから始めてほしいと思います。

② 稼ぎすぎないようにしましょう

はい、2つ目のテーマが「稼ぎすぎないようにしましょう」です。

稼ぐことをテーマとした書籍や動画が流行っている中、稼がないことを勧めるなんて、かなり逆転した発想と感じますよね。

しかしですね、ラクに生きる上で「稼ぎすぎない」というのはとても重要なテーマとなります。

なぜかと言うと、稼ぎまくっても幸せになれないからです。

ここで、年収と幸福度に関する有名な研究をご紹介します。

ノーベル経済学賞を受賞した心理学者が、アメリカ人45万人が考える「人生の評価」と「主観的な幸福感」について調べました。

するとですね、「人生の評価」については、年収と比例して上がり続けました。

「主観的な幸福感」も年収7万5000ドルまでは収入と比例して上がったのですが、それ以降は年収が上がっても変化が無かったそうです。

つまり、ある一定の年収を超えると、収入と幸せは比例しなくなるのです。

このお話のポイントは、「人生の評価は、年収の上昇と比例し続ける」ことにあります。

つまりですね、大半の人は「年収が上がれば人生がより良いものになる」と勘違いしているということです。

だからみんなお金を稼ごうと頑張るのですが、それは間違った方向に努力していると言えます。

はい、悲しい事実ですが、まずは受け止めてください。

では、お話を受け止めていただいた上で、「なぜ年収を上げても幸せになりにくくなるのか?」この疑問を深堀りしていきます。

年収を上げても幸せになりにくくなる原因は2つあります。

1つ目の原因は、「お金を稼ぐのは大変だから」です。

必ずしも比例するわけじゃありませんが、基本的にお金を稼ごうとすればするほど、より大変な生活になっていきますよね。

好きなことやラクなことだけで大金を稼ぐ人もいるかもしれませんが、それは超極一部の人間だけです。

また、一見ラクに見えても、裏では大変な思いをしているのが真実だと思います。

このように、「お金を稼ぐほど大変になる」というシンプルな事実が、幸福度が上がりにくくなる原因なのは間違いありません。

2つ目の原因は、「掛けるお金を10倍にしても、サービスの質は10倍にならないから」です。

この原因、ちゃんと認識できていない人も多いと思いますので、詳しく解説します。

例えばサイゼリヤに行けば、300円でミラノ風ドリアを食べることができます。

このミラノ風ドリア、300円なのにとても美味しいですよね。

はい、重要なのは、次に述べる事実になります。

それは、「300円の10倍である3000円出しても、ミラノ風ドリアより10倍美味しい料理を食べることはできない」という事実です。

3000円出せば、ミラノ風ドリアより美味しい料理を食べることはできますよ。

ただ、美味しさは10倍にはならないですよね?

今は食事を例に出しましたが、今のお話は、ほとんどの物やサービスに共通して言えることです。

例えば1万円の腕時計と100万円の腕時計、機能や質はほとんど一緒ですよね。

なのに値段には、100倍もの開きがあります。

要するにここで言いたいのは、高い金を払うようになればなるほど、コスパが悪くなるということです。

だから、使えるお金が増えても、幸福度が上がりにくくなるのですね。

ひろゆきさんは具体的な金額として、年収は400万円~450万円くらいがコスパいいと主張しています。

僕はこの金額に対して、「まあ、そのくらいで十分だよな」と思いました。

結局、皆さんがお金を稼ごうとするのは、「生活レベルのハードルを上げすぎていること」が原因だと思うんですよね。

テレビやSNSを見るとキラキラした生活を自慢する人がいますので、ついキラキラした生活に僕たちは憧れてしまいます。

しかしですね、テレビやSNSなんてハイライトシーンを切り取って、さらに演出を加えて発信しているだけです。

だから、外の情報なんかに刺激されて、ハードルを上げなくてOKです。

最低限必要な年収を稼げたら、あなたが充実していると思える時間を、のほほんと楽しんでいきましょう!

③ 他人を変えようとするのはやめましょう

はい、3つ目のテーマが「他人を変えようとするのはやめましょう」です。

このテーマを習得してもらえればですね、人生はビックリするくらいラクになります。

なぜなら、僕たちの悩みの大元は「人間関係」にあるからです。

人間関係の悩みには、細かく分類すれば様々な原因があると思いますが、その原因を簡単に解消できてかつ効果が大きいのが、「他人を変えないこと」なんですよ。

まず最初に言っておくと、「他人を変えるのは無理」というのがひろゆきさんの結論です。

難しいというレベルじゃなくて、無理なんですね(笑)。

極端な意見ですが、それくらいの気持ちで生きてもいいのかなと、僕は思います。

他人を変えようとしても、ほとんど変えられないですもんね。

あなたも、他人を変えようとした経験、一度はあると思います。

「約束を守ってくれない人を、約束を守ってくれる人に変えようとした」

「片付けをしない人を、片付けをする人に変えようとした」

僕は過去にこういった努力をしてきましたが、結局、その人は変わりませんでした。

あなたが変えようとした人も、ほとんど変わることは無かったと思います。

もちろん、指示をすればその瞬間は従ってくれることもありますよ。

しかし、自分の指示が無くなった瞬間、また元通りになるのがオチです。

そもそもなんですけど、他人を変えようとするのは自分勝手なことなんだと、ひろゆきさんは言います。

例えば、時間を守らない友人がいたとしますよね?

ほとんどの人は時間を守らないことに、腹を立てると思います。

僕も、時間を守らない人は嫌です。

しかしですね、時間を守らないのはその人の価値観に従った行動であり、正しいとか間違っているとか言えることじゃないんですよ。

例えば、日本では食事を完食するのがマナーとされていますが、中国では残すのがマナーとなっています。

このように国を跨げば価値観が違ってくることはもちろんですが、同じ日本人同士でも価値観の違いなどいくらでもありますよね。

だから、法律に違反するようなことでなければ、基本的には受け入れるのがいいと思います。

例えば僕の友人に、時間にルーズな人がいます。

全く時間を守らないというわけじゃないんですけど、9割以上の確率で時間に遅れてくるんですよ。

昔はそんな友人を変えようとしましたが、今では受け入れて、自分なりに対処しています。

遅れてくることは事前にわかっているので、本を持っていったり、観るYoutubeを決めておいたりすることで、待ち時間を有効活用していますね。

このように、主体的に問題を受け止めていけば、他人を変えようとする必要はなくなります。

今はプライベートなお話をしましたが、職場だって同じです。

どんな職場にも、イライラしている人っていますよね。

なんとかしてその人を変えたくなりますが、それは諦めたほうがいいです。

その人が自分から変わろうとしない限り、いつまで経ってもその人は変わることはありません。

なのであなたは、波風立てず最低限のお付き合いをすればいいんですよ。

そういう人は無視したりすると余計に面倒くさくなる場合もあるので、表面上のお付き合いだけはしておきましょう。

はい、以上のお話をまとめるとですね、要するに「期待のハードルを下げましょう」ということなんです。

人に期待なんかしてるから、他人をより良い人間に変えていこうなんて、つまらない発想が思いつくのです。

さらに、人をより良い人間に変えようとすればするほど、自分もより良い人間にならないと辻褄が合わなくなるので、より息苦しい人生へ突入することになります。

なので、他人を変えようなんて発想は、捨てちゃったほうがいいです。

なんか寂しい結論になっちゃいましたけど、これはですね、他人に何の関心も持たなくていいと言っているわけじゃありません。

もし後輩から「営業が苦手なので、営業のやり方を教えて下さい!」と言われたら、その後輩を営業が得意な人間に変われるように、指導してあげるのは素晴らしいことだと思います。

ここで言う「他人を変えるな」という言葉をもっと詳しく表現すると、「自分の都合に合うように他人を変えようとするな」ということです。

自分の都合に合うように何か言っても、人の心は動かせませんからね。

もし他人に不満があれば、主体的な行動によってその環境を切り抜ける意識を持てば、ラクな人生を歩めるようになるはずです!

まとめ

はい、これで「ラクしてうまくいく生き方」の解説は以上になります。

ではまとめとして、今回ご紹介した内容をサクッと振り返りましょう。

  • ① 知ったかぶりはやめましょう→プライドのハードルを下げる
  • ② 稼ぎすぎないようにしましょう→生活レベルのハードルをを下げる
  • ③ 他人を変えようとするのはやめましょう→期待のハードルを下げる

はい、今回のお話、いかかでしたか?

僕たちが息苦しい人生を送っている大きな原因は、「ハードルの高さ」にあることが分かっていただけたと思います。

もちろん、ハードルを高くすればするほど、いわゆる成功者になれる確率は高まるでしょう。

しかし、平凡でも幸せな人生が送れればそれでいい人も、たくさんいますよね。

僕は、そういうタイプです。

無理なく自分の人生を生きたい方は、今回のお話をぜひ参考にしてほしいと思います。

ただ、今回お話した内容は本書の1部分であり、まだまだ紹介できていないことがたくさんあります。

今回は3つのテーマを取り上げましたが、本書にはあと97ものテーマについて書かれています。

1テーマ2ページという読みやすい構成になっていますので、興味を持った方はぜひ本書を手にとって読んでみてください。

では、本書を読んで最も心に残った「神の一文」をご紹介して終わりにします。

自分の理想を追求しすぎると、ちょっとした失敗が許せなくなくて自暴自棄になったり、理想の自分とのギャップに疲れたりしてしまいます。どこかで折り合いをつける、つまり自分の理想の人生に対して、妥協を認めてしまうことが大事です。

出典:ラクしてうまくいく生き方

はい、以上になります。

ご清聴、ありがとうございました!