電子書籍を使うメリットってなんだろう?ついでにデメリットも知りたいなぁ
こんな疑問にお答えします。
- 電子書籍のメリット、デメリット
- 「電子書籍と紙の本」結局どっちがいいのか?
僕は現在、2台のタブレットと2つの電子書籍サービスを利用して、年間100冊以上の本を読んでいます。
タブレットと電子書籍サービスの感想は、以下のリンクでまとめました。
電子書籍サービスの感想
電子書籍で本を読むようになってから、メリットとデメリットが少しずつわかってくるようになりました。
今回の記事では、紙の本と比較しつつ電子書籍のメリットとデメリットを実体験をベースにご紹介します。
3分くらいでササっと読めるので、ぜひ参考にしてください。
電子書籍のメリットは?【1番は管理コストの低下】
では、紙の本と比較した電子書籍のメリットを語っていきます。
収納と持ち運びが楽
個人的には管理コストを低下させられるのが、電子書籍最大のメリットですね。
突然なんですけど、家のスペースを埋めている主な物ってわかりますか?
答えは以下の2点です。
- 本
- 服
実際に本と服が無くなった部屋を想像してみてください。
かなりスッキリしたのではないでしょうか?
すいません、服の話は置いといてください。要するに、本を電子化するだけでも部屋の中は相当に片付くってことです。
あとは持ち運びにも便利ですよね。
紙の本なら3冊持ち歩くだけでも負担になりますが、電子書籍なら何冊ダウンロードしても重量は変わりませんので。
読みたいと思った瞬間に読める
本って、読もうと思った時が読み時だと思うんですよね。
いつか読もうと思って買っておいた本って、結局読まなくないですか?
あなたの部屋にも、一度も開かれずに眠っている本があると思います。
僕の場合、紙の本をAmazonでポチっても、届くころには熱が冷めているなんてことが多々あるんですよ。なので最近は、紙の本をポチることはほとんどありません。
数か月前に「失敗の本質」という本を注文したんですけど、いまだにプチプチに包まれたままです(笑)。
即読めるというのは、熱しやすく冷めやすい僕にとっては、かなり大きいメリットです。
少し安く買える
電子書籍は、紙の本より少し安く買えるんですよ。
例えばあの大ベストセラー本「嫌われる勇気」の金額は電子書籍と紙の本で以下のような違いがあります。
- 電子書籍(kindle)→1,320円
- 紙の本→1,650円
この場合だと、330円も電子書籍のほうが安いですね。
紙の本には再販制度があるので、新品の価格を下げることはできません。
でも電子書籍には再販制度が適用されないので、安く買えるんですよ。
さらにポイント還元なんかもあったりするので、価格面でのメリットは大きいです。
ちなみ僕は、マンガの購入にU-NEXTを使用しています。価格はほぼ定価なんですけど、40%のポイント還元があって超お得です。
劣化しない
紙で保存していると、劣化は避けられません。
また、「劣化しないように気を使わなくてはいけない」ので、無駄なエネルギーを使う原因にもなりますよね。
一方、電子書籍はデータなので劣化する可能性はゼロです。
僕は紙の本にメモやドッグイヤーをするので、劣化することはあまり気にしていません。と言っても、劣化することへの抵抗が無いわけではありません。劣化しないに越したことはないですよね。
本に直接メモするのは抵抗がある人も、電子書籍のメモ機能を利用すれば、後から消せますので問題ありません。
読み放題サービスがある
読み放題サービスが提供できるのは、電子書籍ならではですよね。
紙の本ではどう考えてもコスパ悪いので無理です。
最も有名な読み放題サービスはkindle unlimitedですかね。冊数とジャンル数がずば抜けています。ちなみに、kindle unlimitedは僕が1番愛用しているサービスです
kindle unlimitedは月額980円なのですが、本って1冊1,000~1,500円ですから、月1冊読むだけでも元取れちゃいます。
環境に優しい
電子書籍って単純に環境に優しいです。
紙の本なら、以下の資源を必要としますので。
- 紙、インクなどの材料
- 運搬に必要な、ガソリンなどのエネルギー
電子書籍も電気を利用しますが、紙の本に比べれば何倍もエコですよね。
おそらく近いうちに、書籍は電子で買うのが当たり前になると思っています。例えばCDって、何かしらのチケットでも付いていない限り買わないですよね?本もそんな感じで、メインの購入は電子で、実物はおまけ付きの販売が流行るでしょう
どんな業界も、エコ化と合理化の波には逆らえません。
余談ですが、本屋さんは単純に本を売っているだけでは、まずやっていけなくなるかと。
その店ならではの強みが、求められるようになるでしょうね。
電子書籍のデメリットは?【1番は共有できないこと】
では、紙の本と比較した電子書籍のデメリットを語っていきます
友達や家族に貸せない
これは電子書籍の大きなデメリットですね。
子供の頃に、本やマンガの貸し借りを友達としたじゃないですか。
あのやり取りができないと思うと、ちょっと寂しい感じがあります。
せっかく面白いと思っても、電子書籍で読んでいたら共有できません。本は基本的に一人で読むものですが、読んだ感動を周りの人と共有したいこともありますよね?
気軽に貸し借りできないというのは、結構寂しさを感じました。
紙の本から離れて、初めてこのデメリットに気付きましたね。
周りとの共有を大事にする人は、電子書籍は向いていないかもです。
所有感がない
本って読むだけじゃなくて、コレクションしたり、本棚に並べたりして楽しむこともあります。
電子書籍は当然ですがデータなので、モノとして楽しむことができないんですね。
所有感を大切にしている人には、電子書籍は味気ないと感じるでしょう。
僕はミニマリストなので、所有感が無くなることは逆にメリットに感じています。でも、モノに愛着が湧きやすい人は、寂しく感じるかもしれません
要するに、合理化を優先するのか、それとも感覚を優先するのかという話だと思います。
世間的には合理化が優先される傾向があるので、電子化はどんどん進んでいくでしょうね。
目が疲れる
電子書籍は紙の本より目が疲れます。
理由は以下の通り。
- 紙の本→光に反射した文字を読んでいる
- 電子書籍→文字の光を直接目に入れている
イメージしにくいかもしれませんが、簡単に説明するとこんな感じですね。
ですが、このデメリットを解決できる商品があります。
それが「kindle paperwhite」です。
画面自体は光を発さないので、紙の本と同じ原理で読むことができるんですよ。
ですが画面を照らすフロントライトという機能が備わっているので、暗いとことでも読むことができます。
ちょっとこの説明だけじゃわかりにくいと思うので、詳しく知りたい人は下記のページを参考にしてください。
ちなみに僕は、寝る前に「kindle paperwhite」を愛用しています。
目の疲れが気になる人は「kindle paperwhite」を使用するか、紙の本で読むのがオススメですね。
古い作品は割高になる可能性が高い
ベストセラー本でもない限り、本は時間が経てばどんどん価格は下がります。
そうなると電子書籍の価格は、中古本に比べてだいぶ割高になっちゃうんですよ。
例えば「アイシールド21」というマンガを電子書籍で買うと408円ですが、中古本なら1円で買えます。
1円で買えると言っても送料がかかりますが、それでも中古本のほうが安いです。
こんな感じであまりにも価格差が開くと、電子書籍で買う気が失せちゃいますよね。
僕は基本的に電子書籍で本を購入するのですが、紙の本のほうが安い場合は、紙の本で買うこともあります。特に古いマンガの全巻セットは、紙で買うことが多いですね。
中古の相場に応じて、電子書籍の価格を変動させるようにできたら、さらに電子書籍の利用者は増えるでしょうね。
中古の相場より、ちょっとだけ割高にするイメージです。
技術的には不可能じゃないと思います。
読むスピードでは負ける
電子書籍は読むスピードでは紙の本に負けますね。
理由は、紙の本と違ってパラパラめくることができないからです。
僕はじっくり読むタイプなのであまり気になりませんが、いわゆる「速読」をする人にとっては、電子書籍は向いていないかもです
あとは紙の本だと同時に2ページ開けますが、電子書籍だと画面に1ページしか表示されません。
デバイスを横にすれば2ページ見れる場合もありますが、雑誌だと小さくて見にくいですね。
スピード重視で読みたい場合は紙の本をオススメします。
電子化されていない本がある
新しく発売される本は大体が電子化されます。
結構古い本も徐々に電子化されてきましたが、いまだに電子化されていない本は無数にあります。
例えば名著「金持ち父さん貧乏父さん」は電子化されていないので、紙の本で読むしかありません。とはいえ、有名な本は電子化されていく傾向がありますし、これから発売される本は基本的に電子化されるので、そこまで気にしないでいいかと。
実は紙の本をスキャンして、電子化する方法があります。
参考動画を貼っておきますね。
動画を見ていただけたらわかると思いますが、電子化する作業は超めんどくさいのでオススメしません。
「電子書籍と紙の本」結局どっちがいいのか?【結論:どっちのほうが良いとは言い切れない】
結局のところ、電子書籍と紙の本はどっちのほうが良いの?
どっちのほうが良いとは言い切れません。電子書籍にも紙の本にも良いところはあるし、悪いところもあります。別にどちらかに絞らずに、共存すればOKです。
僕は基本的に電子書籍で本を買います。
ですが、以下の条件に当てはまったときは紙の本で買うこともあります。
- 何回も読み返したくなるほど気に入ったとき
- 中古の価格がめちゃくちゃ安いとき
- 本屋で偶然見かけて、衝動的に買いたくなったとき
3つのパターンを書きましたが、価格が安いという理由で紙の本を買う場合が多いですかね。
しかし、これから電子書籍はどんどんお得になっていくと思うので、価格面での差はなくなっていくでしょう。
そのうち、紙の本を全く買わなくなる日が来るかもしれません。
電子書籍のメリットとデメリットまとめ
今回ご紹介した、電子書籍のメリットとデメリットは以下のとおり。
- 収納と持ち運びが楽
- 読みたいと思った瞬間に読める
- 少し安く買える
- 劣化しない
- 読み放題サービスがある
- 環境に優しい
- 所有感がない
- 友達や家族に貸せない
- 目が疲れる
- 古い作品は割高になる可能性が高い
- 読むスピードでは負ける
- 電子化されていない本がある
最後にちょっと宣伝です。
このサイトではオススメの「電子書籍用タブレット・電子書籍サービス」を紹介しています。
ぜひ、お時間があるときにご覧になってください。
以上です、ありがとうございました。
良き読書ライフを!