こんにちはTKです。(@lasdream03)
著者の星渉(ほし わたる)さんは、東日本大震災をキッカケに、「悔いのない人生を歩もう」と決心し、2011年に独立をしました。その後心理学や脳科学を学び、それを活かしたビジネスコンサルタントしてご活躍されています。
本書は「行動できない人間を、脳科学の視点から改善する方法」をまとめた1冊です。
もしあなたが、「なかなか行動できない」「行動しても三日坊主で終わってしまう」という悩みを持っていたら、この記事が役に立つはずです。
さて、今回の記事では
- 人はなぜ行動できないのか?
- 行動するためには「アファメーション」を利用せよ
この2点に絞って解説します。
では、それぞれ具体例を交えながら見ていきましょう。
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【要約】神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り

「神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り」の要点を以下の2点に絞りました。
- 人はなぜ行動できないのか?
- 行動するためには「アファメーション」を利用せよ
では、それぞれ深堀りしていきます。
①人はなぜ行動できないのか?
「何か新しいチャレンジしよう!」と決心しても、なぜか行動に移すのって難しいですよね?波乱万丈の人生を乗り越えた映画とかを見ると、「自分も頑張らなきゃ!」という気持ちになるんですが、次の日には熱が冷めたなんて経験有ると思います。
それは別にあなたがだらしないのではなくて、脳の仕組み上普通のことなので、ご安心下さい。
人が行動できない理由は、以下4つの心理学的現象で説明できます。
- 損失回避の法則
- 保有効果
- サンクコストバイアス
- 確証バイアス
ここからは、あなたがブラック企業で働いていると仮定してお読み下さい。
「損失回避の法則」というのは、損した時の痛みを、得した時のうれしさよりも過剰に評価してしまう現象のことです。転職しようと思っても、「転職先で上手くやっていけるか?」「またブラック企業だったらどうしよう」とマイナス面を強く評価してしまうのですね。
「保有効果」というのは、現在所有しているものを、実際よりも高い価値で見積もってしまう現象のことです。たとえブラック企業で働いていても、「なんだかんだ言っても、他の会社よりはマシなんじゃないか?」と思い込んでしまうのです。
「サンクコストバイアス」というのは、今までかけたコストをもったいないと感じてしまい、合理的な判断ができなくなる現象のことです。ブラック企業に入るのにも、履歴書を書いたり、面接をするというステップがあります。そのようなコストがもったいなく感じてしまい、転職にブレーキを掛けてしまうのです。
「確証バイアス」というのは、何か検証する際に、検証対象を肯定するデータばかりを集めてしまう現象のことです。人は自分が間違っていることを認めたくない生き物ですから、ブラック企業で働いている自分を肯定するデータばかりが、目に飛び込んできてしまう、ということになります。この確証バイアスのせいで、保有効果がさらに加速するのかな?と個人的には思いました。
以上4つの心理学的現象のせいで、ブラック企業から転職することが「合理的」だとしても、人は行動に移せないのです。
実はこの心理学的現象は、「こういう現象があると知っている」だけでもある程度の対策になります。行動に移せない自分に対して、「これは自分が悪いのではなく、脳の仕組み上普通のことなのだ」と冷静に対処できるからです。
ぜひ覚えておいて下さい。
さて、ここまでの解説で、ざっくりと人間が行動できない理由がわかったと思います。次は脳の仕組みを利用して「行動できる人間になる方法」、これについて解説します。
②行動するためには「アファメーション」を利用せよ
このアファメーションというのは、「肯定的な言葉で自分の未来を宣言する」ことを言います。アファメーションを行うことによって、脳が未来と現状のギャップに違和感を覚えて、そのギャップを埋めるための行動を自然にとるようになります。
具体的な手順は以下のとおり。
- 完了形で達成された未来を書く
- 達成された未来を想像させる画像を集める
- ①と②の成果物を毎日見る
それぞれ深堀りして、確認していきましょう。
①完了形で達成された未来を書く
コツは、遠い未来から逆算して、細分化しつつ書くことです。
例えば5年後に達成したい未来があったら、まず最初に5年後の未来を「完了形」で書きます。次に3年後の未来、次に1年後、次に半年後。このように、細分化することによって、未来へのイメージが湧きやすくなり、脳がより活発に働くようになります。
なお、「~を達成した」と完了形で書くことによって、より未来と現状のギャップが生まれますので、必ず完了形で書いて下さい。
また、この作業は極力手書きで行って下さい。理由は、「手書きとタイピングでは脳への定着率が段違い」という研究結果があるからです。
②達成された未来を想像させる画像を集める
なぜこんなことをするかというと、情報の87%は視覚から得ているからです。
したがって、手書きの未来だけでなく、画像で未来を見ることによって、より鮮明なイメージを脳に焼き付けることができます。
③ ①と②の成果物を毎日見る
せっかく未来をイメージできても、忘れてしまっては意味がありません。なので、①と②の成果物は毎日みるようにして下さい。
コツは、必ず目にはいる場所にセットすることです。
例えば
- スマホの壁紙
- 玄関
に貼っておけば、無理なく毎日見ることができますね。
以上3ステップを行うことで、自然と未来の自分に近づくようになります。ぜひお試しあれ。
神メンタル:まとめ

いかがでしたか?
今回の記事で紹介したことは以下の2点です。
- 人はなぜ行動できないのか?
- 行動するためには「アファメーション」を利用せよ
参考になれば幸いです。
今回の記事は以上になりますが、ご紹介した内容は本書の1部にしかすぎません。要点をお伝えするために、解説できなかったことがたくさんあります。
紹介できなかった内容
- スコトーマ
- 未来体験
- 自己肯定感と自己効力感
- モチベーションを上げてはいけない理由
- インタビューワーク
- フレーミングの練習
もし興味を持った方は、ぜひ本書を手にとってみて下さい。
最後に
本書の中で心に残った名言をご紹介して終わりにします。
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では、良き読書ライフを!
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